薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

山本周五郎氏の教え

2016-05-13 | Weblog
政治というものは、それ自身が横暴と不正と悪徳を伴うものであって、
どんなに清高無私の人間がやってもいつかは必ず汚濁してしまう。

自分の妻や、子や、親や兄弟たち、暮らし慣れた住居や仕合せな生活は、
どんな人間にも大切だ、それを毀したり失ったりすることは誰にだって辛い、
然しそういうものが大切であればあるほど、その秩序が紊(みだ)れたり
破壊されたりすることは防がなければならない、どんなに小さく見積もっても
それは人間ぜんたいの義務だ。

人間は生きている限り、飲んだり食ったり、愛したり憎んだりすることから
離れるわけにはいかないものだ、どんなに大きな悲しみも、いつか忘れて
しまうものだし、だからこそ生きてゆかれるんだ。

人間は「絶望」し絶望から抜け出るたびに高められる。

どんな過でも、この世で取り返しのつかぬことはない。人間はみな弱点を
もっている。誰にも過失はある、幾度も過を犯し、幾十度も愚かな失敗をして、
そのたびに少しずつ、本当に生きることを知るのだ。それが人間の、持って
生れた運命なのだ。

山本周五郎先生
「泣き言はいわない」より一部抜粋




今宵も乙類を呑み、乙に生きたい。

TB店主著「泣き言ばかりいいたい」より一恥部抜粋

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