薩摩芋郎 STORY

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SHOCHU IS MY LIFE

大部分日食ハンター犬ハル誕生の奇跡の軌跡

2009-07-22 | Weblog
10時55分
太陽の大部分が隠れ、実に美しい不思議なご来光が庭に差し込んできた。
その瞬間、ハルは太陽をジッと見つめ、こう呟いた。

「・・・美しいワン。ワンダフル。」

*本当に不可思議な光景だった。それまで欠伸したり、寝そべったり
 ボクのカメラ(デジカメ)のシャッター音に反応して振り返ったり
 全く太陽に興味を示していなかったハルが10時55分の部分日食
 のピークになると突然、凛と座り、太陽を凝視し始めたのだった。
 カメラのシャッター音にも反応せず、じ~っと見つめていた。
 約1分間も。
 犬の祖先、狼のDNAの成せる業なのか?
 そう言えばハルは救急車などのサイレン音に反応して、まるで狼の
 鳴き声と恍惚のフェイスになる。
 薄暗くなった時空に、90%欠けた太陽から差し込んできた陽光が
 ハルに降り注ぎ、その黄金色の毛並みがいっそう輝く美しい姿に
 ボクはしばし見とれていた。

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