「おーっ!Hちゃん久しぶり!!」
「おー相変わらず呑みまくってそうやの」
風貌も生き様も西部警察大門そっくりの
漢Hが満面の笑みで近づいてきた。逞しい
手にプレミアな焼酎2本握りしめて。
「あ、こちら写真家のYちゃん。30年の
付き合い、さ、呑もうぜ呑もうぜ!」
空手の達人で拙者の専属ドライバーのY
ちゃんが予約してくれていた瀟洒な居酒屋
で思い出話に花が咲く愉快な宴が始まった。
30年ほど前?Hちゃんの赴任先の歓楽街で
呑んだ時、はしごする途中のアーケードで
次々に出会うそのスジの方々がサササッと
通路脇に控え「Hさんご苦労様です」と、
両膝に両手をつき深々と挨拶するリアルV
シネマの世界を震えながら目撃した芋郎の
大親友でござる。
想像してごらん、、
大門圭介軍団長そっくりの真の侍と薩摩の
やっせんぼ腰痛持ち芋侍が大分郷土料理
りゅうきゅうを前に呑むエモい画を。