薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

熊と闘った男

2005-08-02 | Weblog
正確に言うと熊のような犬と激突し、闘わずして撃沈した男の悲しい思い出話。
忘れもしない昨年の10月20日、早朝3時。僕はいつものように焼酎5合呑み
愛車ボッキーに股がり鼻歌唄いながら帰路についてたのさ(すみません。自転車で
飲酒運転という道路交通法違反す。二度としないです。)
♪僕が生まれーたー、鹿児島のー、僕はーどれーくらい、」
ゴン、グシャッ、ボキッ。天罰が下された。
T字路から飛び出して来た熊のような巨大な犬2匹(追いかけっこしていた)と激突。
アスファルトの固い地面に右肩からもんどりうって転倒した。
眼前の冷たいアスファルトにうずくまり意識朦朧としながら熊犬を見る。
「ウーッ」低い声でうなる。しばし睨み合いの後、闇夜に消えていった。当て逃げだ。
(黒と白っぽいゴールデンレトリバー、飼い主はどいつや!ちゃんと繋げ!)
「ウーッ」(痛い)僕も低い声でうなる。
なんとか立ち上がり腕を回してみる。ゴッキッ、ボッキッ、グオキゴキ・・
骨の擦れる鈍い音・・完全に折れている。のか・・
救急病院にたどり着き、診察室で診てくれた先生、これがまた、ちゅらさんの女医役
似の女医さんだったのさ。レントゲン見ながらポツリ
「完璧に折れてます。しかも粉々ですねー。鎖骨粉砕骨折ですねー。あと打撲5カ所」

それから6ヶ月。入っていた自転車保険も各種保険も通院にも痛飲にも効かず、
自転車の修理費(一応外車)も数万の出費、さらに電車・バスの通勤代、少ない仕事
のPCでの企画書制作もままならず、結局犯人も解らず、踏んだり蹴ったり。
打ち所が悪かったのか、今ではすぐ寝てしまったり、客との都合の悪い会話や約束を
忘れたり計算を間違えたり、ふらっとよその店に呑みに行ったりしてる今日この頃す。

*千手観音のような屋久杉

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