天草芋郎・天草放浪記.84

「これよかったら受け取ってください、
『長期熟成古酒 天草』地元限定酒です」
「米ニどん、、おまえさんというお人は
　どこまで優しいのでござるか、、(涙)
　か、かたじけのうござる🙇
　さあ！いざスナック！いざバー！へ
　参ろう、ぷあ〜と行こうぜ兄弟！
　今宵はひとつ拙者に任せなはれ〜」
五合瓶を左手に右手にGRを鷲掴みにして
夜の天草の社交場、本渡のアーケードに
ベロベロブラザーズ👬が勢いよく繰り
出したのでござった、、、、



のだが、、、

天草芋郎・天草放浪記.83

それから積もりに積もった四方山話を
取り留めなく話し、笑い、呑み続けた、、
ようだ、、、
徐々に記憶が薄れていく自分が愛おしいw

天草の道は苦しかったが、
天草の夜は楽しかった。

天草芋郎・天草放浪記.82

実は昨夜、米ニどんが拙者を連れて行き
たかった呑み屋さんが予約でいっぱいで
入れなく、しかも行きたかったバーも
スナックもお休みという失態不運で
今日こそリベンジしようとこの店を予約
してくださったのだという。
旅籠屋ですでにビールを隠し呑みしていた
ので最初から焼酎の三合デカンタを呑んだ。
しかし、ものの四半刻で開けてしまったの
ですぐさま五合瓶をキープして呑み続けた。

天草芋郎・天草放浪記.81【夜の天草篇】

何故か米二どんは車で来ていた。
小糠雨が降っていたので拙者は？？のまま
乗り込み
「何故、車でござるか？」と訊ねた。
「先輩を待たせてはいけないと思って会社
　から直で飛ばしてきましたよ！大丈夫です。
　代行を頼みますから」
持つべきものは従順な後輩とヨメ様で
ござる。橋から５分ほどでとある駐車場に
車を停めた。
「おおー、中々渋い呑み屋さんでござるな」
「この店があったのを忘れてました、ほら
　芋郎さん、この店二度目ですよ」
「え、え〜っ！」
「私の結婚式の二次会の会場だったんですよ」
・・・
全日本物忘れ大賞があれば10連覇する自信
さえある惚け爺は完全に失念していた。
それにしてもここまで身に覚えがない自分
が狂わしく愛おしい。

天草芋郎・天草放浪記.80

「芋郎さ〜ん！お待たせしました〜」
米ニどんがニヤけながら近づいてきた。

さて、今宵はも呑むぞ！


#GRⅢx
(以下同機)