マタギ親爺の晴釣雨呑

定年退職したタヌキ親爺が晴れたら魚釣りや狩猟などして雨が降ると呑んでいる日々の出来事

今年のイノシシ

2017-12-27 06:43:05 | 日記


夜明け前、除雪車の通る音がして目が覚めた。除雪する車の速度が速いので積雪量はあまり無いみたいだ。

外に出るとベタベタの水分を多く含んだ雪でほとんど積もっていないが、降っている雪は細かくてこれから積もりそうである。

雪が降って良いのは、正月のビールを冷やす氷が要らないのと、山から獲物が下りてきて足跡を付けるので獲りやすくなる。

今年は解禁直後に入ったイノシシ1匹で、後は友達が獲れたので手伝って欲しいと言われて手伝ってもらったのや、

違う猟師に檻に入っているが私は仕事があるのでもらって下さいなど、人の獲物で肉を確保していたので何も困らなかった。

それがこの3日で3匹も立て続けに獲れてしまったので解体が大変で、整理した冷凍庫も入れる場所が無くなり出した。

イノシシは今月中に獲れたのが1番良くて、悪くても来月一杯で食料としてのイノシシの価値は無くなると思っている。

以前3月の頃にオスのイノシシが獲れたので、その肉を煮たら部屋中が獣臭に満ちあふれてすごいことになった。

この時期は盛りが付いてホルモンが出るためと聞いているが、こんな肉を食べるとイノシシは臭くて喰えんとなるはずである。

一般猟師はそんなにイノシシは獲れないと思のでどうしても、良い肉は自分達で確保して、悪い肉は人にやることになると思う。

そりゃ、獲物によって味が違うので、最初にまずい肉を食べると美味しいからと言っても2度と食べることは無いだろう。

でも狩りガールは足のすじ肉が美味しかったとか、レバーはこう食べたら美味しかったなど言っているので料理の仕方もある。

もうボチボチイノシシの肉は要らないが、何個かの檻にイノシシが餌を食べに来だしたので今後どうしょうかと思っている。








椎茸の原木切り

2017-12-20 05:54:01 | 日記


有害の隊長が何処かに椎茸の原木をもらえるところが無いかと話をしていたので、近所の人に聞いてみた。

原木も1人で切ることは年を取ると怖くて出来なくなったので、誰かと一緒であれば心強いので2人で切ることにした。

私は原木は家の横の林の中に置いて椎茸やナメコを作っているので、手で運べる大きさの木しか動かせないので要らない。

以前は同級生と切っていたが、太い部分はストーブの薪として彼がユニックで喜んで持って行ったが今はそれは無くなった。

隊長は太い部分も菌を打ち込んで使うと言っているので、太い木を整理出来るので助かるが、それを切るのは大変だ。

昔は爺さんがノコギリでヒイヒイと言って1日かけて切っていたが、今は女性でもチェンソーで一発で切れてしまう。

私が持っているチェンソーは叔父の遺品でもう、30年は使っている。 修理に出すと買い換えて下さいと言われる。

しかし、同級生は7台くらいチェンソーを持っているが、まともにエンジンが掛かるのが無いので買うのを迷っている。

山に登って木を切ろうとして、エンジンが掛からないことが何度もあったが、私のは一発で掛かるので買いかえれない。

草刈り機やチェンソーなどの機械は掛からないと、セルを10回も引くと息が切れるので、これでは疲れて仕事にならない。

隊長も何台かチェンソーを持っていたが切れないので店に行き、その店の一番高い機種を買ったが山では掛からなかった。

結局、今回も何十年も前の叔父のチェンソーで切ることになった。  だからこのチェンソーは手放せない。

これで後は原木を少し乾燥させてから、菌を打ち込めば数年後に山のアワビと言われる椎茸がバカバカ出来るはずである。






狩りガール

2017-12-13 05:46:12 | 日記


私の所属する有害捕獲隊には、数年前に大学を卒業したと言う、うら若い女性が隊員として所属している。

もちろん、狩猟免許も持っているバリバリの一応猟師であるが自分で捕獲して解体して食べることはしたことがまだ無い。

猟期が始まったので、自分で鹿かイノシシを獲りたいと相談があったので、獲ってどうするのや、と聞いたら皆で食べるとのこと。

彼女は仕事をしているので土日しか休みが無く、見回りに行けても後の処理が出来ないのでくくり罠ではとても無理であるる

私の管理している箱罠に何か獲物が来て餌を食べているので、それじゃこの箱罠を土日に見回りに行け。掛かったらやると言って置いた。

土曜日の早朝、有害の見回りをしていると、掛かってます、イノシシの大きいのが。箱罠が壊れそうです。。と電話があった。

取りあえず、近づくな。。と言って鉄砲と応援を頼んで現場の箱罠に近づくと、100㎏は軽く超える超ビックなイノシシであった。

今の時期は血抜きして、3日ぐらいつり下げて肉を熟成させたりしたいが、彼女に教える為に今回はこのまま解体することにした。

腹出しも目を背けること無く見ているし、解体もナイフを渡すと言うとおりに肉を切って行く。 この子はまったく何も気にしない。

食べ方などの話をしながら解体して行く。 取れた肉は凄い量であるが、腹や皮、骨などの捨てる部分だけでも50キロ以上出た。

彼女にお前が獲った獲物だから好きなだけ持って行けと、タップリと肉を渡したがどうやって処理するつもりだろう。

帰りがけに彼女が、イノシシの頭もらっていいですか、と聞く。  何をするのや。 頭蓋骨をオブシェとして飾りたいとの事。

応援を頼んだ猟師もへーーと言う顔をしている。  これからが楽しみな彼女である。











危なかったぁー

2017-12-06 05:35:01 | 日記


朝早く起きて明るくなるまでコーヒーを飲んでいて、少し明るくなると有害捕獲の見回りに行っている。

いつものように軽トラを動かすと、カタカタと音がする。暫く走って気になるので荷台の音のするのを直す。

走るとまだ音がするので、他の音を立てそうな物を探してみるが分からないので、そのまま走るが気になる。

どうも、音は後ろタイヤらしいが、何か挟まっているらしいので止まって車の下を覗き込んでも何も無い。

仕方ないので見回りが終わってから、タイヤを外して見て見ようと思いタイヤレンチでネジを回したら何と。

力を入れないのにクルリと回る。。。。全部のネジが回るのだ。。。締めて無いんだ。。。。。

昨日、雪が降ると困るのでスノータイヤに付け替えた時、ネジを締め忘れたみたいだ。 嘘だろー。。。。

そりゃ、ネジが締めて無ければタイヤは右左にぶれてガタガタと音を出すわけである。 恐ーい。

運転中にタイヤが外れて飛んで行けば事故になる可能性もある。 これが前輪だったらもっと大変である。

あとのタイヤをチェックしてもしっかりと閉めてあるので、何か考え事をしていて締め忘れたのだと思う。

これが年を取ることなのか、年のせいで無くただボケーとしていたからなのかは分からないが。

近所の人が言っていた。親がガスを付けっぱなしにして、何度怒っても直らないと。  それかぁ。なぁ。