マタギ親爺の晴釣雨呑

定年退職したタヌキ親爺が晴れたら魚釣りや狩猟などして雨が降ると呑んでいる日々の出来事

転がし釣り

2017-09-28 05:21:54 | 日記


いつの間にかヒグラシが鳴かなくなってしまったが、一部の蝉は夏は終わったのにまだ最後の声を絞り出すようにまだ鳴いている。

鮎の友釣りも専用区が次々と無くなって、川には網が入ったりガリ釣りが解禁になったりしている。

このガリ釣りはなぜか地元の爺さんが上手である。ほとんどの爺さんの格好は農協から貰った帽子を被り長靴で釣っているが良く鮎を釣る。

周りでは友釣りのバッチリとした服を着た釣り人も釣っているが、その地元の爺さんはボチボチ釣るので恨ましそうに爺さんの方を横目で見てる。

地元の爺さんは今の時期に何処に鮎が付いているか、昔からの経験で知っていて、朝一番で釣り場を確保して釣っているから当然と思う。

この釣り方はこの地方では転がし釣りとも言うが、重りを川底を転がして針を回しながら近くにいる鮎を引っかける釣り方である。

しかし川の石の大きさなど、重りを転がせない時は軽く重りを動かして、多く付いた針に鮎を引っかける釣り方をガリと言ってると思う。

この針の動かしかたが難しい。同じ場所に針を入れても動かしかたが悪いとまったく掛からない。難しい釣り方である。

鮎のいそうな場所に仕掛けを入れて軽くしゃくっていると、突然重くなる。あれ。石に掛かったかな。と思って竿を上げるとググッと動く。

友釣りは明確に当たりが分かるが、この釣り方はハッキリ分からないが、分かってからが友釣りと同じで取り込むまでが楽しい。

糸が太いのでどれだけ大きい鮎が掛かっても切れない。ほとんどの鮎は今はまだ白くて25センチ前後で腹は卵を持っている鮎である。

大きくて見た目も良いが、食べると皮が硬い。  本当に美味い鮎は解禁当初の鮎で、炭火で丁寧に焼いた鮎は最高に美味い。

あと少しで鮎釣りも終わりであるので、近いうちに竿納めに行きたい。





彼岸の入り

2017-09-20 05:14:19 | 日記


今年もこの時期になると、なぜ彼岸の季節と分かるのか分からないが、真っ赤な彼岸花が田んぼの畦などに一斉に咲き出す。

これを境にして季節は急速に秋に突入して、栗やアケビ、柿など秋の味覚が食べられるようになり、また太る原因となるだろう。

朝晩の温度も極端に変わってきて、体のバランスを取るのに困るほどの変化があり、着る物も朝晩と昼間で違ってきて困る。

友釣りも頑張っても今月いっぱいで終わりであろう。 ガリで釣っても来月になれば産卵して真っ黒な痩せた鮎しか釣れない。

あと1度ぐらい友釣りに行ってから、竿じまいとなり後は海でも行って、防波堤で海を見ながらアジなどの小物釣りするしか無い。

先日、猟友会から今年の狩猟許可の申請をしろとの連絡が来て書類と金を提出してきたが、もうそんな季節でもある。

有害捕獲も、やっと獲物が山から下りてきたのか、ポチポチと捕獲出来る様になってきたが、最近は雄鹿が多く獲れる。

今の時期は、メス鹿を追いかけて雄鹿があちらこちらと動き回るから罠に掛かるのだ。しかし雄鹿は重いので運ぶのが大変でこれも困る。

イノシシが掛かると、2ヶ月獲れるのが早いわ、とみんなで言いながらまだ脂が付いて無いなとイノシシを触って見るのが決まりである。

家の冷凍庫も近々整理をして、今年も良い脂のタップリと付いたイノシシの肉を入れれるようにしておかなくては遺憾なと思っている。




大捕物

2017-09-12 06:08:43 | 日記


夜の8時過ぎに電話が鳴ったので、表示を見ると近所からだったので電話に出たが、イノシシがいるので来いとの事てある。

夜だから鉄砲が撃てないので無理と断ったが、取りあえず来てくれと言っていて拉致があかないので行くことにした。

その家の裏に向かって10メートルくらいの所に懐中電灯を照らしていてくれて、何か動いているのがボンヤリと分かった。

瓜坊(イノシシの子供)の少し大きいのらしい。 そこから動かないのでどうも先日罠を付けたまま逃げた奴らしい。

罠が取れないうちに、ここは有害の許可が下りてるので、パカーンと叩くかと思って周りを見る。

近くに足場用のパイプがあり、長さ5メートル、重さ3キロぐらいだが当たれば死ぬだろうと振り上げて打ち下ろした。

瓜坊と思っていたら、それはイノシシの頭で胴体の部分が側溝の中に入っていて、体が全部見えた。  大きすぎる。。

慌てて逃げたが、そこからイノシシは動かない。何処かに罠がひ掛かっていて動きが悪くなっているらしい。

弱った。このイノシシが人を襲って怪我でもさせたら新聞沙汰で済まないだろう。 責任問題になるのでどうにかしなければ。

持っていたパイプをイノシシに向かって打ち付けるが、ゴムまりを叩いているように弾んでいるだけでビクッともしない。

仕方ないのであちこちと手配して応援を呼んでどうにか止め差しが出来た。 夜で真っ暗なので後処理は次の日にすることにした。

朝、処理に行くとイノシシの大きさにビックリした。昨日は暗くて分からなかったが100キロは軽く超えるイノシシである。

こんなイノシシに鉄パイプで向かって行ってたのか、明るかったら絶対してないだろう。良く無事だったと胸をなで下ろした。

このイノシシは檻にも罠にも近づかなく、賢くてこの数年目撃しても獲れなくて困っていたやつである。  と思う。

この辺を掘りまくっていて昼間も時々目撃するので、なぜ獲れない、獲って欲しいと言われていた、イノシシと思うので良かった。

ギックリ腰

2017-09-06 07:38:04 | 日記


朝の有害の見回りは今まで長袖は暑くてたまらなかったが、今は長袖でないと寒くて困る季節になってしまった。

昼間と夜の温度差が10度を超えてくる日が一週間ぐらい続くと、鮎が一斉に川を下っていって落ち鮎となって行く季節だ。

しかしまだ、友釣り専用区があって友釣りを楽しめる釣り場があるが、釣り人で一杯で入る所に困るぐらいである。

この時期になると鮎は深みに入っていて、瀬をいくら引いても中々掛かって来ないし、無理に瀬の中心に入れると根掛かりする。

女房は淵の深みに向かって竿を胸の前に置いて拝み釣りをしているが、私は泳がせ釣りは5分もすることが出来ないので釣れない。

泳がせ釣りは鮎が弱らないので釣れるし、25センチくらいの鮎でも流れが無いので取り込みが簡単にできるので親子ドンブリも無い。

女房がボチボチ釣るので焦っていると、足下の垢が腐って石が凄く滑って尻餅を付いた。 起き上がろうとしたらグキーッと腰が。。。。

痛くて立ち上がれないが、周りの釣り人が見ているのでカッコが悪い。 しかし腰か痛くて力が入らない。  こりゃあかんわ。

どうにか立ち上がったが、これ以上少しでも痛かったら歩けない紙一重の痛さである。 しばらく立ち尽くして痛みが和らぐのを待つ。

日頃の運動不足が腰に来たのだろう。 1人で来てないので帰りの車の運転の心配は無いのが良かったが。

私の死に方の理想は、川で竿を出しながら石に腰掛けて死んでいたと言われるのがいい。 川のせせらぎがお経である。

病院で管が一杯付いた形の、スパゲッティ症候群で死ぬのは絶対に嫌だといつも思っている。


  まあ。  今回も結局、女房は今回もダントツに周りの誰よりも大漁で鮎も大きくて満足していた。 悔しい。