マタギ親爺の晴釣雨呑

定年退職したタヌキ親爺が晴れたら魚釣りや狩猟などして雨が降ると呑んでいる日々の出来事

狩りガール

2017-12-13 05:46:12 | 日記


私の所属する有害捕獲隊には、数年前に大学を卒業したと言う、うら若い女性が隊員として所属している。

もちろん、狩猟免許も持っているバリバリの一応猟師であるが自分で捕獲して解体して食べることはしたことがまだ無い。

猟期が始まったので、自分で鹿かイノシシを獲りたいと相談があったので、獲ってどうするのや、と聞いたら皆で食べるとのこと。

彼女は仕事をしているので土日しか休みが無く、見回りに行けても後の処理が出来ないのでくくり罠ではとても無理であるる

私の管理している箱罠に何か獲物が来て餌を食べているので、それじゃこの箱罠を土日に見回りに行け。掛かったらやると言って置いた。

土曜日の早朝、有害の見回りをしていると、掛かってます、イノシシの大きいのが。箱罠が壊れそうです。。と電話があった。

取りあえず、近づくな。。と言って鉄砲と応援を頼んで現場の箱罠に近づくと、100㎏は軽く超える超ビックなイノシシであった。

今の時期は血抜きして、3日ぐらいつり下げて肉を熟成させたりしたいが、彼女に教える為に今回はこのまま解体することにした。

腹出しも目を背けること無く見ているし、解体もナイフを渡すと言うとおりに肉を切って行く。 この子はまったく何も気にしない。

食べ方などの話をしながら解体して行く。 取れた肉は凄い量であるが、腹や皮、骨などの捨てる部分だけでも50キロ以上出た。

彼女にお前が獲った獲物だから好きなだけ持って行けと、タップリと肉を渡したがどうやって処理するつもりだろう。

帰りがけに彼女が、イノシシの頭もらっていいですか、と聞く。  何をするのや。 頭蓋骨をオブシェとして飾りたいとの事。

応援を頼んだ猟師もへーーと言う顔をしている。  これからが楽しみな彼女である。