セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

ゴールデンアイ

2005-10-30 17:32:42 | 映画
『007 ゴールデンアイ』より、ファムケ・ヤンセン演じるオナトップさん・・・
のつもりだったけど、途中でどうでもよくなってしまった。
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そんなわけで、引き続きプチ007祭りです。
「ゴールデンアイ」は95年、ピアース・ブロスナンボンドの第一作です。
かつての同僚006がテロリストになり、インターネットを駆使して超兵器ゴールデンアイを乗っ取ろうとする、というお話。
6年ぶりの復活作ということで、アクションもストーリーも時代に合わせて進化しています。「現実の一歩先」という感覚がいいんですね。
悪役もみなキャラが立っており、気合の入った作品でした^^

ブロスナンボンドは、見た目が弱そうだと思ってたのですが、その分スマートで洗練されたスパイと言う感じになっていて、なかなか良かったです。凄み不足はジョークとお色気でカバー(笑)
DVDの神谷明の吹替もいい感じでした。アニメのイメージが強いからどうかなと思ってましたが、やはり、流石です。

唯一の不満な点は音楽でしょうか、シリーズモノは音楽のお約束もないと物足りないですね・・・ゼイタクなことですが。
ロシアの街中で、ボンドが戦車の上に銅像乗っけて爆走するシーンで「ボンドのテーマ」がかかるのには拍手しました(笑)

女王陛下の007

2005-10-28 23:50:11 | 映画
ジョージ・レイゼンビーFROM『女王陛下の007』。
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ストーリーにも(ボンドが本気で結婚する)、舞台裏のレイゼンビーにも、若気の至りなエピソードが盛りだくさん!!

レイゼンビーは全く演技の素人、ということでしたが、映画の中では全くそれを感じさせない、堂々たるボンドだったと思います。
まあ、会話のシーンも、いつもよりずいぶんカット割が細かいなあ、とは思いましたけど。

彼の不幸は、役者としてのキャリアが全く無いために、そのまんま「コネリー2号」という売り方をされたことではないでしょうか。それは、どうしても「本物」に比べると見劣りしてしまうでしょう。
自分の持ち味をうまくなじませ、新たなボンドを作り上げたムーアの方が、俳優としてははるかに上手だったと思います。

とはいえ、007シリーズの一本としては十分に合格ラインだったと思いますし、切ない幕切れも印象的。ボンドの結婚式を見つめる、ミス・マニーペニーも可愛かったです(笑)
それと、音楽もとてもよかった。映像特典でも何度も使われている、格好いいナンバーですね。

結局、このDVDで一番面白かったコンテンツは、映像特典のQ特集でした。

ブロンソンならこう言うね

2005-10-25 23:39:03 | 映画
チャールズ・ブロンソン。『大脱走』『荒野の7人』で惚れました。

どっちかって言うと、作品よりも、みうらじゅんと田口トモロヲの「ブロンソンズ」のイメージが強かったりします。曰く、

 ① 女房を愛し尽くせ
 ② ファミリーは命をかけて守れ
 ③ 外見を越える男気を持て
 ④ 仕事は選ぶな


いつも心にブロンソンを!

君の瞳に乾杯。

2005-10-22 18:12:15 | 映画
ミスターハードボイルド、ハンフリー・ボガート。
映画そのものより、引用した台詞や歌などで覚えた俳優さんです。
ジュリーが「カサブランカ・ダンディ」で歌ってた”ボギー”、と言われればピンときますね。
もしくは、次元大介が「ボガートとモンローのファンだったが、今日限りだッ!」てゆってたこととか。

学生のときに『3つ数えろ』を見ました。衝撃的なクライマックスシーンが好きでしたが、彼の映画を真に理解するには、自分はまだまだ子供なのだなあ、と思った記憶があります。

読後焼却せよ

2005-10-21 23:39:54 | 映画
新007、ダニエル・クレイヴ。
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ロジャー・ムーア主演の007、『ユア・アイズ・オンリー』を見ました。

このタイトル、「あなたの瞳にだけ」とゆうロマンチックな愛の言葉と、(秘密文書を)「読後焼却せよ」というスパイ用語のダブル・ミーニングなんですね。ヒロインの美しい瞳も印象的です。
最近の洋画は、意味がよく解らないのに安直に原題をそのまま持ってくるケースが多いですが、これはセンスがあって好きなタイトルです。
いや、「電撃フリントGO!GO作戦」みたいな邦題も好きですけど(笑)

ムーア・ボンドには珍しく、ガジェット系の出番があまりない、肉体アクションメインの作品。特に、スキーとボブスレーのおっかけっこのシーンは迫力ありましたね~。
音楽が「ロッキー」の人ということで、80年代ヒーローモノの雰囲気なのが新鮮でした。これはこれでカッチョいいです、ひとりでに体が動き出すような(笑)
ソフトなイメージのムーアボンドですが、本当の悪には容赦しない、ハードな面が織り込まれていたのも印象的です。ムーア本人は嫌がってたらしいけど、私は入れて正解だったと思います。。。


今週は、一作限りの007、ジョージ・レイゼンビーの「女王陛下の007」を借りてきました。例によって、本編を見る前にメイキングを見たのですが・・・一応フォローも入ってるとはいえ、本編を盛りたてる「映像特典」の中で、ここまで言われちゃってる主演俳優も珍しいんじゃないかなーと驚きました(笑)
演出や脚本的には期待できそうなので、明日あたりゆっくり鑑賞したいと思います。

西部劇王

2005-10-20 20:46:09 | 映画
西部劇王、ジョン・ウェイン。

『駅馬車』くらいしか見たことないです。当時はまだ新人でしたが、貫禄がついてからのもみたいところ。

「マツケンサンバ」のヒットが海外で報道された際、
「ジョン・ウェインがコミカルな扮装をして歌い踊るようなもの」と紹介されてたのが印象深いです。
歌い踊るジョン・ウェインも見てみたい!

怪奇戦隊ビビレンジャー

2005-10-18 22:09:55 | 特撮
オンエア時に見逃していた、『特捜戦隊デカレンジャー』第37話『ハードボイルド・ライセンス』をレンタルで見ました。

えっと、話の内容は面白かったです。シリーズの異色作として、とても見ごたえがありました。
デカブルーに異星人の恋人が出来ますが、実は彼女は病気で余命いくばくもありませんでした。治療方法を模索し、彼女のたった一人の弟が罪を重ねるのですが・・・

ってコレ、『イナズマンF』かと思ってたら、まんま『怪奇大作戦』じゃん!!!
頭の中では「死神の子守唄」がギュンギュン渦巻きました(笑)
ラストは「京都買います」だし・・・
両作を知らない人にはどうでもいいことなんですけど、(『怪奇』は名作だけどマイナーだしね)この臆面のないパクリっぷり、さすが東映!!

とはいえ、『デカレンジャー』の世界に上手く翻案して、きっちり楽しめる作品を作り上げてくれたのですから文句はありません。
どうせ異色作を作るなら(パクるなら)、最高の作品にしてやるぜ!という気合がビンビン伝わってきました。
切ないラストシーン、前を向いて歩き続けるデカブルーの姿が印象的。
ホント美味しいとこ持ってくねぇ(笑)

残りの話は毎朝出勤前に見て、テンションアップに活用しています(笑)

デンジマンにまかせろ!

2005-10-17 23:49:53 | 特撮
どうするどうする、どうする~君ならどうする~

『電子戦隊デンジマン』より、バンリキ魔王。
大前均がハマリすぎ!!
地球制服をたくらむベーダー一族の中に、内乱劇を起こす終盤のキーパーソンです。
ホント、憎たらしいくらい強いのよね!!

ベーダー一族に忠誠を誓うイケメン「ヘドラー将軍」も、魔王の前では完全に子ども扱いをされてしまいます。仮にも幹部キャラなのに弱すぎるだろう、という感じではありますが、ヘドラーはその弱さと人間くささが魅力なんだと思っています。
ヘドラー、いい奴だよね。不器用だけど。


里見八犬伝~すべてはマリのために~

2005-10-16 23:16:25 | 映画
Webで見つけた藤岡弘、のCDジャケットから似顔絵。
仮面ライダーというキャラクターを超え、彼の存在は既に一種の記号となっていると思います。漢とか。正義とか。濃いとか。
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今日は深作欣二監督の映画『里見八犬伝』を見ました。
主演は薬師丸ひろ子、八犬士を千葉真一、真田広之、志穂美悦子らJACの面子が固め、暴力!エロス!改造人間!と三拍子そろった、東映色全開の娯楽大作です。

実の妹との禁断の愛やら、蛇に好かれる美貌のヒットマンやら、登場人物全員が全員、「よくぞ」と言いたくなるくらい濃い連中ばっかりなのですが、中でも敵の妖怪軍団の濃い悪役陣が見所。
特に夏木マリ。魔界転生のジュリーばりのド派手な衣装に加え、鮮血風呂のヌードに、息子(目黒祐樹)との濃厚な絡みなどの大胆なシーンも、バッチリ決めてくれました。この映画は彼女がいなければ成立しなかった、というのは誇張でも何でもないと思います。それくらいスゴかった。

話の展開は、意外性の連続といえば聞こえはいいですが、ハッキリ言ってムチャクチャもいいとこだと思います(笑)
しかしそこは深作パワーで、
「それはちょっとおかしいんじゃなズバズバビシュドガァ!!ギャー(゜Д゜)!!」
とたたみかけるエロスとバイオレンスで、客に考える隙を与えません!

で、終わってみれば一番美味しかったのは大葉健二(ギャバン)でした。
最初は敵方の一員だったのですが改心し、真田広之を悪の手から救い(間に合ってなかったけど)、最後は自分の罪を悔いて、自ら罠の中に飛び込んで血路を開くという。くう、カッコイイ!
デンジブルーやギャバンとは一味違ってて、出番は少なかったけれども個人的にはかなり満足です。
若干自分フィルタがかかってるかもしれませんけど(笑)