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セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

ゴジラ(2014年版)

2014-07-26 20:32:01 | 映画

映画館で買っちゃった、ゴジラカップ。
普段愛用しているマグカップと比べても、存在感が半端ないです。
首が太くて、体も肉厚なので、齧られたら超痛そう!


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ゴジラ(2014年 ギャレス・エドワーズ監督作品)

日本を襲った謎の地震による原発事故。
14年後、その施設には謎の巨大怪獣が隠されていた…!

とっても素敵な怪獣映画でした!

グッときたシーンは色々あったけど、
渡辺謙(役名は芹沢猪四郎博士ですって!)が言った
「We call him ゴジラ」
には痺れました。
そうか、ゴジラかと。
ガッズィーラではなく、ゴジラかと!

なんといってもこの映画では、ゴジラそのものが
とても魅力的に、格好良く描かれていたことが素晴らしい。
登場するシーンの、タメてタメて…咆哮!!
っていうアレは理屈抜きで鳥肌立ちました。
劇場の大音響で聞くべきですよこれは。
ヒーローが見得を切って名乗るのにも似て、日本人の生理に合う演出だと思います。

今回のゴジラは「荒ぶる神」「神聖な存在」という、どちらかといえば善よりのイメージ。
時代、時代によって、恐怖だったり、悪だったり、善だったり、
とらえ方がいろいろ変ったキャラクターですが、今回は
2014年現在で考えられる、一番いい落としどころだったのではないでしょうか。



ええと、自分は1954年のオリジナル「ゴジラ」は
人生ベスト3に入れちゃうくらい大好きな映画なのですが。
「人間の過ち(核兵器)が生んだ、絶対的な"破壊神"(ゴジラ)を前に、
 人間が何を思い、行動するのか」
という点に非常にひかれるのです。

ゴジラさんももちろんですが、ゴジラをも抹殺できる究極兵器
「オキシジェン・デストロイヤー」を開発したものの、
それを世に出すことに罪の意識を感じる芹沢博士のドラマも素晴らしく、
終戦後わずか9年、広島や長崎の生々しい記憶、そして第五福竜丸事件
という当時の日本の「時代」が生んだ唯一無二の大傑作だと信じているわけです。


今回の「ゴジラ」は、冒頭がいきなり原発事故・メルトダウンから始まり、
ゴジラ原点のテーマにかなり挑戦したと思いますが、
後半、人間サイドのドラマはなんか普通のハリウッド映画になっちゃった感じが
少し物足りなかったかなーと思います。
最終的には、なんか小難しい顔した渡辺謙しか印象に残らなかったというか(笑)

まあなんだかんだ語ってしまいましたが、とっても楽しく鑑賞することができました!
これからも、素敵な怪獣映画がいっぱい作られますように☆



最後に、1954年の「ゴジラ」から、平田昭彦演じる芹沢博士。
設定上は「顔に醜い火傷があり、愛する女性から身を引こうと考えている」
という事なんですが、モノクロ画面では傷がよく見えません。
ていうか、テライケメン。

小説 仮面ライダークウガ

2014-07-20 14:51:47 | 特撮
「小説 仮面ライダークウガ」読了。

2000年に放送された平成ライダー第1作『仮面ライダークウガ』。
最後の戦いを終え、クウガ=五代雄介が姿を消して13年後の話。

クウガが出てこなくても成立すると言うか、
むしろクウガはオマケというかなり冒険的な内容です。
現実世界にヒーローがいたら?という話を、
彼と関わる人々の群像劇として見事に描き切った力作でした。

ラストには、頭の中にテーマ曲『青空になる』が流れます…!
TVではできないようなシリアスな側面も描かれましたが、
基本的には希望のある、とても爽やかな内容でした。

読んでて辛かったのは、私がTVシリーズの内容をかなり忘れているということ。
一応説明はあるけれど、過去に関係のある人物が出て来るたびに
「あれ、この人どんなキャラだったっけ」とモヤモヤしてしまいました。
原作ファンに向けて書かれた作品だから仕方ないのですが。

全編に渡る昭和マニアネタ
(キングコング対ゴジラの有島一郎って、分かった自分が嫌になったよ!)やら、
異様に気合の入ったアイドル描写やら、作者の荒川稔久の
やりたい放題っぷりが何よりも印象に残ってるのは秘密。

「特捜戦隊デカレンジャー」も是非、小説化して下さい。
宜しくお願いします。

「キュートな電波巨人」を応援する話

2014-07-13 21:29:06 | 映画

自身が演じる「スコット軍曹」がとんでもない目に遭ってるシーンを手に、
『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』の見どころを
超サワヤカな笑顔で語るドルフ・ラングレン。
ネットで見た動画があまりにも印象的だったので描いてみたのですが、
うろ覚えなので、色々間違ってると思います…


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「キュートな電波巨人」と一部で大人気、
アクション俳優、ドルフ・ラングレンが気になるんです。という話。

198センチ、108キロ、50過ぎの強面親父に「キュート」という
形容詞はおかしいんじゃないかと思うのですが、そうとしか表現できないから困ります。


かつては「ロッキー4」の冷酷な悪役ボクサーで有名になりましたが、
最近は「人間核弾頭」とまで評された超絶スペック(高学歴、イケメン、極真空手三段)と
出演するB級アクションの残念な落差をネタにされており、
本人もそれを自覚したうえで楽しませてくれている所がなんともステキ。

さすがに、ホストを務めたバラエティ番組で
ウェディングドレス姿を披露した時は
「仕事選べよ、オッサン」
って思いましたけどね。


近年では、
ヤク中になったり、役に立たない化学トリビアで勝手にションボリしたりする、
戦闘力とお茶目なキャラのギャップが魅力の傭兵を演じたり(エクスペンダブルズシリーズ)

冷酷なマフィアのボスなんだけど趣味が料理で、
栄養素のウンチクを語りながら可愛らしいエプロン姿で殺し屋を抹殺する
ビビっていいのか笑っていいのかよく分からない悪役を演じたり(マキシマム・ブロウ)

なんとも味わい深いキャラクターを演じていて、お気に入りの俳優さんの一人です。


長いキャリアでは主演映画も30本以上あるのですが、いかんせん微妙な作品が多いです。
一応、本人が監督を務めた作品は全部見まして、
クラシカルな流れ者ヒーローを描く『バトル・ライダー』や、
リベンジは冒頭の5分で終了、途中から何やらロードムービー→西部劇になる『レッド・リベンジャー』
予告編のドラムを叩く姿がカッチョイイ『レッド・コマンダー』
あたりはそこそこ好きです。

お世辞にも凄く面白いとは言えませんが、
「ああ、こういうのがやりたいのね」
という要素は、分かる気がしました。
趣味が合いそうと言うか。
ラングレン自身はクリント・イーストウッドのファンらしいので
イーストウッド、今まで避けてたけど今度見てみよう!と決心した次第。

今年は主演TVシリーズやら
これまで以上に豪華キャストが勢ぞろいする『エクスペンダブルズ3』なんかも
待機中ですので、引き続きゆるやかに応援していきたいと思っています。

かげろう

2014-07-06 21:00:42 | 落書き
夏なので涼しげなイラスト(布の面積的な意味で)をと思い、
むかーし、描いたものを発掘してみました。
な、懐かしい!!

テーマとしては、松本零士先生がよく描く
「かげろう」をモチーフにした女性。
自分としては、(当時)精一杯色っぽい女性を描こうと
頑張った思い出があります。

松本先生の作品で個人的に一番えっちだなーと思うのは
古典に題材をとった短編『雨月物語』です。
湿原を舞台に謎めく美女との出会いを描いた名作。
ストーリーは、いつもの「ひがんだ男の妄想」って
感じではあるのですが(笑)

松本美女には珍しい、黒髪ロングの女性の
闇に浮かび上がる白い肌がとってもエロティクで
良うございました。

文庫の『ガンフロンティア』等に収録されていますので、
ご興味のある方は是非。