
映画館で買っちゃった、ゴジラカップ。
普段愛用しているマグカップと比べても、存在感が半端ないです。
首が太くて、体も肉厚なので、齧られたら超痛そう!
****************************
ゴジラ(2014年 ギャレス・エドワーズ監督作品)
日本を襲った謎の地震による原発事故。
14年後、その施設には謎の巨大怪獣が隠されていた…!
とっても素敵な怪獣映画でした!
グッときたシーンは色々あったけど、
渡辺謙(役名は芹沢猪四郎博士ですって!)が言った
「We call him ゴジラ」
には痺れました。
そうか、ゴジラかと。
ガッズィーラではなく、ゴジラかと!
なんといってもこの映画では、ゴジラそのものが
とても魅力的に、格好良く描かれていたことが素晴らしい。
登場するシーンの、タメてタメて…咆哮!!
っていうアレは理屈抜きで鳥肌立ちました。
劇場の大音響で聞くべきですよこれは。
ヒーローが見得を切って名乗るのにも似て、日本人の生理に合う演出だと思います。
今回のゴジラは「荒ぶる神」「神聖な存在」という、どちらかといえば善よりのイメージ。
時代、時代によって、恐怖だったり、悪だったり、善だったり、
とらえ方がいろいろ変ったキャラクターですが、今回は
2014年現在で考えられる、一番いい落としどころだったのではないでしょうか。
ええと、自分は1954年のオリジナル「ゴジラ」は
人生ベスト3に入れちゃうくらい大好きな映画なのですが。
「人間の過ち(核兵器)が生んだ、絶対的な"破壊神"(ゴジラ)を前に、
人間が何を思い、行動するのか」
という点に非常にひかれるのです。
ゴジラさんももちろんですが、ゴジラをも抹殺できる究極兵器
「オキシジェン・デストロイヤー」を開発したものの、
それを世に出すことに罪の意識を感じる芹沢博士のドラマも素晴らしく、
終戦後わずか9年、広島や長崎の生々しい記憶、そして第五福竜丸事件
という当時の日本の「時代」が生んだ唯一無二の大傑作だと信じているわけです。
今回の「ゴジラ」は、冒頭がいきなり原発事故・メルトダウンから始まり、
ゴジラ原点のテーマにかなり挑戦したと思いますが、
後半、人間サイドのドラマはなんか普通のハリウッド映画になっちゃった感じが
少し物足りなかったかなーと思います。
最終的には、なんか小難しい顔した渡辺謙しか印象に残らなかったというか(笑)
まあなんだかんだ語ってしまいましたが、とっても楽しく鑑賞することができました!
これからも、素敵な怪獣映画がいっぱい作られますように☆

最後に、1954年の「ゴジラ」から、平田昭彦演じる芹沢博士。
設定上は「顔に醜い火傷があり、愛する女性から身を引こうと考えている」
という事なんですが、モノクロ画面では傷がよく見えません。
ていうか、テライケメン。