セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

銀河帆船ガミラシア 完結記念

2015-06-14 23:27:41 | ヤマト

宇宙戦艦ヤマトの前日譚を描く2次創作作品、
『銀河帆船ガミラシア』
がついに完結しました。
自分も一部キャラクターイラストで参加させていただきましたので、
宣伝ついでに、語らせていただこうと思います。

主人公は若き日のデスラー総統。
宇宙規模の災害に見舞われた「ファウストロ宙域」の人たちが、
銀河帆船ガミラシアを建造、救いを求めて「ガミラス」へ旅をするという話。
足かけ15年のSF超大作、
多数のキャラクターが入り乱れた群像劇です。

この規模の同人作品でちゃんと完結してるものって、
世の中にどれくらいあるんでしょう?
しかも、ラストまで減速することなく、全編ちゃんとエンターテイメントしている。
終盤は若干駆け足だったような気もしますけど、
とにかく持っているネタは全部ぶち込んで
全力で盛り上げて終わるんだ、という気合がひしひしと感じられました。
凄いとしか言いようがないですよね…

オリジナルの『ヤマト』へ繋がる要素も丁寧に描かれていましたし、
オマージュする場面も多数あったりして、
「2199」にも負けない愛と情熱を感じました。

ちゃんと、主人公たちが旅をする事に
合理的な理由付けがされてたのには
「なるほど~」って思いました。

作者の長田艦長の描かれる、強く美しい女性キャラクターが
このシリーズの魅力の一つなんですけど、自分としては
不意に弱さと強さを垣間見せる男たちの姿も好きでした。
なんだかんだいって、最後には主役に昇格したバレンがお気に入りです。
杖ついた姿は、「ウルトラマンレオ」のモロボシダン…って
分かっていただけるかしら。
いい感じで見守ってくれていた、おやっさんポジションの
ポッドも、最後までいい味出していて、好きでしたね。

あとは、自分の思うカッコいいデスラー総統はこうだッ!
と描いた絵を、最高においしい所で使っていただき、感謝の極みです。
あの人はやっぱり、特別です(笑)

ラスト、ぼろぼろになりながらも
希望に満ちた終わり方は「ヤマト」以外の何物でもないと思いました。

楽しませていただきました。ありがとうございました!