セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション

2013-01-28 00:03:42 | 映画
ドルフ・ラングレン萌え。
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私はB級アクション映画…即ち、マッシヴな野郎共がドツキ合いで物事を解決するような話が大好きでして。

この正月、以前から気になっていた『エクスペンダブルズ』をレンタルして観ました。
「本当の男のエンタメって奴を教えてやるぜ!!」と言わんばかりの、爆発筋肉男祭り、大変楽しゅうございました。

で、自分的に一番グッと来たのが、
「ああっ、ドルフ・ラングレンが出てるッ!!」
ということ。
『ユニバーサル・ソルジャー』で悪役やってた人ですよ。
ちょいとサイコなキャラで、吹替が大塚明夫ってとこも一緒で、なお嬉しい。

『ユニバーサル・ソルジャー』は92年のハリウッド映画。
主演はジャン=クロード・ヴァン・ダム。戦死した兵士の肉体を人造人間として蘇らせる…というお話でした。
(仮面ライダーWに出てきた、NEVERの元ネタか?)
中学生の頃に日曜洋画劇場で観て、まさに自分の中2心にクリーンヒットした、思い出深い作品です。

近年見直しましたが、ハリウッド映画の教科書通り、B級アクションのツボを押さえた楽しい作品でした!
せっかくのSFライクな設定も、後半に行くとブン投げられてどんどん規模がしょぼくなるとか、細けぇこたあいいってことよ(笑)
ただ、ヴァン・ダムとラングレンの肉弾戦が激しいと勝手に思ってたのですが…どうやら他の作品とイメージが混ざっていたようです。怖いね、思い出補正。
ディザスター映画のヒットメーカー・エメリッヒ監督のハリウッドデビュー作と聞いてなんだか納得。映画としては手堅く作られているのですが、肉弾アクションにはあまり興味ないんでしょうね~。

ヴァン・ダムはその後も出演作を見る機会があったのですが、ラングレンについては『JM』くらいしか知らないんですよね。
(『007/美しき獲物たち』のチョイ役もあるけども)
『JM』はビートたけしとキアヌ・リーブスが出てる映画で…レンタル屋で見つけて超ワクワクしながら鑑賞→激怒という苦い思い出があります。吹替が青野武だったことは覚えてるんだけど…。

で、まあ、ラングレンを観てつい懐かしくなって検索したら、なんと近年の『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズにも出演していると知り、さっそくレンタルしました。


そんな経緯で見たのが『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』(長い前フリ)。

映画としては低予算ですし、話自体もパッとしないのですが、ヴァン・ダムとラングレンのキャラクターが良いというか、人造兵士の悲哀が淡々と描かれていて、自分としてはかなりツボにハマりました。
2人とも、出番はビックリするくらい短いんですけどね…

人造兵士(ユニソル)のヴァン・ダムは、戦いを離れ、社会復帰のための心理療法を受けていたのですが、日常生活も満足に送れず、自分が戦闘マシンに過ぎないことを自覚していました。
そんな中、新型ユニソルを擁するロシアのテロリストが、原発を占拠。
ユニソルに対抗できるのはユニソルだけ…ということで、ヴァン・ダムも否応なく戦いに呼び戻されます。

ポイントは、ユニソルが徹底して、非情な「モノ」扱いをされるという事。
ばんばんクスリ漬けにされるなんてのは序の口で、92年版以上にその辺の描写はハードです。
相応に年を取ったヴァン・ダムの容貌も相まって、より残酷に感じますね。
しかし、戦士として復活してからは、鋭い眼光で物言わず戦いに赴く姿がカッコいいのです。

親身に心理療法を施してくれていた、女性科学者に対する不器用な情も、(深読みすれば)泣けると思います。
ヴァン・ダムが、エクスペンダブルズのオファーを蹴ってこちらに懸けたというのも、分からんでもないですね。

ラングレンは、出番こそ10分程度と短いのですが、静かな狂気を湛えた雰囲気で私の好みでした。
マッドサイエンティストの身勝手な保身のために蘇らせられた、旧型ユニソルのクローンとして登場しますが、当然のように暴走。
自分が何者なのかも思い出せず、ただ亡霊のように殺戮を繰り広げます。
炎の中で、かつての宿敵・ヴァンダムと再びまみえるシーンはカッコよかった!何かが思い出せそうだ…と呟きながら、激しくも何処か哀愁を感じさせる闘いを演じます。

政府の陰謀によって生み出された人造兵士同士、互いに何かを感じているんだろうなあと妄想が広がる、中々の名勝負。
正直、この対決に限っていえば、第一作を超えていると思います。映画の中では中ボス扱いですが、個人的にはこの戦いがラストバトルだったら、この映画の評価はもっと高かったですね(笑)
ちなみに、DVDの吹き替えは大塚明夫ではなく、山路和弘でした。パッと聞いてそうと分からないほどの熱演、虚無的な役柄にもハマっていて、これはこれで素敵でした。

しかし、ラングレンはインタビュー映像だとさわやかでダンディーなおじさまなのに、映像作品で見るとなんであんなに怖いんでしょうねえ。

とりあえず、もうじき『ユニバーサル・ソルジャー』の最新作と、『エクスペンダブルズ2』のDVDレンタルが始まるということで、ヴァン・ダムとラングレンの競演が続けて見られるのが楽しみです!
(あまり期待しすぎない程度に=笑)

ヤマト2199~第4章

2013-01-13 02:04:02 | ヤマト

『ヤマト2199』第4章見て参りました。
観客の、40年モノの「思い出補正」がかかった作品をリメイクするにあたり
かなり気を使ってるんだろうなーという印象ではありますが、
(ファンの2次創作なども、相当リサーチしてるんじゃなかろうか?)、

いよいよ面白くなって来ましたな!

話の中身もバラエティに富んでいて、第一作の雰囲気が出ています。
4月からは全国ネットで放映ってことでめでたい!

ドメルも(メーテル似の嫁が!)女性キャラも良かったけれど、
自分としては、フラーケン率いる次元潜航艇チームにグッときました。
何ていうか、仲よさそうでほっこりした(笑)
宇宙人版エクスペンダブルズって感じでしょうか。
いいわね、男同士って。

2199は、女性オリジナルキャラクターにスポットが当たりがちですが、
クセのある親父キャラクターも大量に登場していて楽しいですね。