セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

キャプテンハーロック

2014-11-23 23:37:40 | アニメ・漫画


キャプテンハーロック (2013年 荒巻伸志 監督作品)
はるかな未来、高度に発達した人類は、緩やかな滅びの時を迎えていた。
そんな時代に反旗を翻し、宇宙の深淵を旅し続ける男…宇宙海賊キャプテンハーロック。


70年代のSFアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』をフルCGでリブート。
キャプテンハーロックは、原作漫画はもちろん、1978年のTVアニメや、
主演映画「わが青春のアルカディア」なんかは一通りチェックしておりまして、
熱烈なファンと言うほどでもないのですが、「兄貴」と尊称をつけて呼ぶ程度には好きです。

で、このCG映画。
人気俳優をキャスティングするなどそれなりに話題作りをされていたものの、
あまり評判を聞かなかったので「もしや、地雷…!?」と躊躇してました。

遅ればせながら今回チェックしたのですが、個人的にかなり好き!
ちょっと内容が渋すぎるかなーとは思うのですが、
往年の松本零士らしい、泥臭く、どこか哀愁の漂う雰囲気がよく生かされてたと思います!
声を当てたイケメン俳優のファンには、こういう話はウケないでしょうけども。

フルCGなんですが、松本先生特有のキャラクターのラインは感じられて、
うまい具合にリアルさの落としどころを見つけたなあという感じ。
幽霊船風のアレンジが施されたアルカディア号も、非常に格好良かったです。


ただ、肝心のストーリーは、お世辞にもまとまっているとは言い難い。
ざっくり「こんな話」って説明できないんですよね。

基本的にキャプテンハーロックって雰囲気ヒーローというか、
本人がドラマをぐいぐい引っ張っていくタイプではありません。
今回も、本作オリジナルの「ヤマ」と「イソラ」の二人がドラマの中心で、
ハーロック自身が何考えてるのかは、相変わらず不明瞭だったような気がします。
特に、中盤以降明かされる「ハーロックの背負った業」については、
どーしてそうなった!??と疑問符が浮かびまくりでした。

この映画に限らず、日本のCGアニメって
「画」の格好よさを優先して、話の整合性は重視されないように感じます。
名前出して悪いけど、「ベクシル」とか、酷かったもんなあ…
あと、何かモヤモヤ光らせるのが好きだよな、とか。

とはいえ、この作品の場合は作り手の愛が感じられるというか、
ヒドイシーンも多いけど嫌いになれないんですよね。
例えば、有紀蛍(ケイ)が敵の集団に突っ込んで行って、
ひとしきり暴れた後、あっという間に取り囲まれるシーン。
普通に考えたら単なるお馬鹿さんにも見えてしまいますが、
「みんな、二丁拳銃ぶっ放すタフな女の子、好きだよね!」
みたいな作り手の無邪気さを感じて、思わず優しい気持ちになってしまいます。

とりあえず、100分ちょいで話は完結しているし、
往年の松本作品の世界観も大事にされているし、
なによりビジュアルが、日本アニメの新しい時代を感じさせる素晴らしさ。
あまり期待しすぎなければ(笑)、充分楽しめる映画だと思います!

ヤマト2199第7巻

2014-11-15 22:07:14 | ヤマト
いよいよラスト、宇宙戦艦ヤマト2199ブルーレイ感想第7巻。



第23話、総統閣下ご乱心の巻。
個人的に、この回をどう受け取るかで、
その人の「2199」の評価って決まると思うんですよね。
自分としては、基本的にヤマトシリーズは優しい気持ちで観ようと思ってるのですが、
この回はちょっと、うーん、ゴメンネ!って感じです(笑)
ラストの古代と雪の再会シーンは良かったですよ!


9第24話、イスカンダル到達の巻。
イスカンダル・ガミラス両国に希望が持てて良かった、
としみじみしてたらラストシーンでひっくり返りました。
あの野郎、あんな体で手ぇ出しとったんかいーーッ!?


第25話、総統閣下ご乱心の巻その2。
ただただ、振り回されるタラン(兄)が不憫。

ゲールは、最後まで期待を裏切りませんでしたね彼は。
ドメルとの心中も回避したから、もしかして…と思ってたけど、やっぱダメか(笑)


新しい居場所が出来て、良かったね、藪!


第26話 大・団・円ッ!
今まで何回「宇宙戦艦ヤマト」見てるか分かりませんが、
ラストの青い地球が出てきた所で普通に泣きました(笑)
色々文句も言っちゃったけど、全26話、楽しませてもらいました。
ありがとう2199!!

12月の新作も楽しみにしています!!

ヤマト2199第6巻

2014-11-08 23:25:13 | ヤマト
七色星団編決着、そして大マゼラン銀河へ。
ヤマト2199第6巻、の話。


第19話、七色星団の決戦前夜。
ドメル側の男くさーい描写がたまりません。
余計な言葉はいらぬとばかりに、ガミラス国家を歌って結束を固めるシーンがお気に入り!
おっちゃん達がいい味出してました!


第20話、七色星団決着編。
戦闘シーンが熱い。
原作だと、ドリルミサイル逆転後は一瞬で決着がつきますが、
今回はドメルの旗艦との死力を尽くした撃ち合いもあり、嬉しかった。
最終的に、沖田艦長がドメルに読み勝ったという展開も素晴らしく、
あそこは涙でスクリーンが霞みましたね、いやマジで。


てな訳で、さよならエルク・ドメルさん。
結局、私が2199で一番好きなキャラは、沖田艦長を別格とすると
ドメルだったような気がします。
折角ドメルが自決してまで攻撃したのに、
第三艦橋がほぼ無傷だったのには激怒しちゃいましたよ(笑)
監督が、「マゼラン銀河に到着するまでの間、いかにドメルを魅力的に描くかがキモ」
みたいなことを仰ってましたが、見事に実現されてたと思います。

モノクロで描いたら遺影みたくなってもうた!いやむしろ遺影で!


第21話、藪・復・活。
収容所惑星で暴動が起きたり、なんか色々ある話。
シーガル不時着時、藪にラッキースケベ事案発生。
や、藪ーーーッッ!

ヤマト反乱の首謀者・伊東はこの回で退場。
結局何がしたいのかよく分かんない奴でしたねー
最初見た時はちょっとイラッとしましたが、
改めて見ると、逆にこれくらいがリアルな人物像なのかな、
と思ったりもします。



第22話、マゼランパフェで異文化交流の巻。
まさか、ヤマト・ガミラス双方で女子がお茶会をするとは…
2199ならではの華のあるエピソードでした。
メイドヒルデ可愛かったなあ。
シュルツが一部ファンの間で「お義父さん」と呼ばれているとかいないとか。

ゲーム制作の話

2014-11-03 18:04:00 | ゲーム制作
ヤマト2199は一回休み。

この3連休は家にこもって、
自作ノベルの素材にする絵を描いてました。

今回は線画をアナログで描いて、
パソコン処理しようかと思っているのですが、
その絵がようやく完成しました。
枚数は数えてませんが、100枚位かしら?


主人公。イケメンに見えますかね?


内容は、鍛冶屋の娘と若者の恋物語。
民話が元ネタです。

せっかく時代劇なんだからチャンバラもやりたいよねーということで
アクション描き始めたら止まらなくなって収拾がつかなくなったというか、

すごく…白土三平です…

いやー、大好きなんですよ「忍風カムイ外伝」。
実写は途中で寝ちゃったからよくわかんないけど。

この後、一枚ずつスキャンして、
写真素材と合成して、加工して、
音もつけて、とありますから
まだまだ先は長いんですが、
とりあえず絵が出来て嬉しい!と
いうことで。