セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

2017年 見た映画ベスト10

2017-12-31 15:47:21 | 映画
2017年に観た映画ベスト10を、備忘録として書いておきたいと思います。
といっても映画館に一度も行けずじまいでしたし、
トータルで50本程度しか見られてないんですけども…

なお、再見したものは除きます。


第1位 ランボー/最後の戦場(2008年 シルヴェスター・スタローン監督作品)
ベトナム帰還兵ランボーが、ミャンマーの独裁政権をやっつける話。
ヒロインまわりのドラマが雑とかいうのは置いといて、今年一番胸を打たれた作品。
やってることは「エクスペンダブルズ」と大差ないんだけど、こちらはグッと社会派寄りの内容。
悪い奴をやっつけてヤッターみたいな爽快感はほぼゼロで、
武力を持った権力者というのはこんなにも残酷になれるものなのか、という怒りや
戦いのむなしさが伝わってくる話でした!
スタローンの漢のまなざしが全てを物語ります。

第2位 バトルヒート(2015年 エカチャイ・ウアクロンタム監督作品)
人身売買組織に妻子を殺された捜査官が復讐する話。
私はドルフ・ラングレンに甘いんですけど(笑)、
彼の主演作の中ではダントツで好きな作品!
脚本もラングレン自身が書いていて、
ベッタベタの古き良きB級アクションの燃えポイントが
これでもかと詰め込まれているのが微笑ましい。
「マッハ!!!」で知られるトニー・ジャーが相棒役で出ていて
肉弾アクションが充実してるのもいいですし、
ロン・パールマン演じる黒幕も、冷酷非道なんだけど
家族思いで美学があるのがカッコよかったです。

第3位 トレマーズ(1990年 ロン・アンダーウッド監督作品)
アメリカ内陸の田舎町で、地中を高速で移動するモンスターが次々と人を襲う話。
地上版ジョーズと言われる作品、確かにモンスターとの攻防は手に汗握る展開なんだけど、
キャラの明るさやのどかな風景もあって不思議とのんびりした空気が楽しい作品でした!
クソの役にも立たないメルビン少年のボンクラぶりがお気に入りです。
普通のB級ホラーだったら間違いなく殺されちゃってるんだろうなー(笑)

第4位 ヒート(1995年 マイケル・マン監督作品)
ロバート・デ・ニーロ演じる犯罪者と、彼を追うアル・パチーノ演じる刑事の話。
3時間弱ある長い映画だったけど、超面白かったし超カッコよかった!
両陣営の一人ひとりに人生ドラマがあって、激しい戦いに
翻弄されてくっていうのが良かったです!
正義側のパチーノと、悪側のデ・ニーロ、2人の対照的な人生が
絡み合っていくところが特に印象的でした。

第5位 アンタッチャブル(1987年 ブライアン・デ・パルマ監督作品)
禁酒法時代のシカゴ、人々を苦しめるマフィア・カポネを追う
捜査官チームの実話を元にした話。
ショーン・コネリーが渋い!彼の薫陶を受けて
理想主義者だった主人公が成長してハードな戦いを
生き抜いてくっていうのが良かった!
正義のため、信じるもののために戦うっていうのは
やっぱりロマンですよね~

第6位 悪党に粛清を(2014年 クリスチャン・レヴリング監督作品)
デンマーク出身の人気俳優、マッツ・ミケルセンの主演作。
西部開拓時代、デンマークからアメリカに渡った男が
ならず者に妻子を殺されてしまう。
男は犯人を射殺するが、今度は街を牛耳っている犯人の兄に狙われて…という話。
復讐がさらなる復讐を呼ぶという、クラシカルな西部劇アクション!
題名を見た時点でこれ絶対私の好きな奴だって思ったけど、その通りの映画でしたウフフ( ´∀`)
男っぽい、乾いた雰囲気がたまらないわ〜

第7位 八甲田山(1977年 森谷司郎監督作品)
明治時代、陸軍の部隊が冬の八甲田山で演習中に遭難した実話を基にした話。
無謀な計画、指揮系統の混乱、甘すぎる危機管理、
コロコロ変わる方針の上に降りかかる悪条件が破滅へ一直線。
-50度とも言われる極寒地獄の中で、
若き日の北大路欣也の絶望っぷりがハンパないです。
今年一番、打ちのめされた作品。
暖房のきいた部屋でアイス食べながら見てると
たいへんな罪悪感に襲われます(笑)

第8位 ダークナイト(2008年 クリストファー・ノーラン監督作品)
ノーラン監督によるバットマン3部作の2本目。
狂気の男ジョーカーとバットマンの戦いを描く。
面白かった!ほぼジョーカーが主人公で、バットマンは翻弄されっぱなしでした。
逆に言うと、悪役がパッとしない1・3本目はイマイチ面白くなかったなあ…
キャストの豪華さだけじゃどうにもならない部分はあるよね…
この手の作品は、ヴィランの魅力で決まるという好例だなって思いました!

第9位 太陽がいっぱい(1960年 ルネ・クレマン監督作品)
アラン・ドロン演じる貧しい青年が、富豪の友人を殺して彼になり替わろうとする話。
かの淀川長治がこれをホモセクシャル映画と指摘したらしいんですけど、
実際見た印象は「うーん、単に淀川先生の趣味でそう見えたんじゃない?」という感じ。
同性愛的な要素はあるかもしれないけど、
個人的には「何者かになりたかった男の話」なのかなって思いました!
太陽あふれる明るいイタリアの風景と、主人公の空虚な内面のコントラストが
皮肉な感じで、心に残りました。

第10位 スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー(2017年 坂本浩一監督作品)
2代目宇宙刑事ギャバン・十文字撃と、特捜戦隊デカレンジャーが
協力して悪をやっつける話。
もちろん初代ギャバン・一条寺烈も登場するよ!
私の最も愛する単体ヒーローがギャバンで、
最も愛する戦隊がデカレンジャーなものですから
期待値上げ過ぎるとアレかなーと思ったんですけど、
いやいや楽しかったです!
ツッコミ所は無数にありますが、熱いノリとキャラの魅力で
十分燃えたし、楽しめました。
前日譚「ガールズ・イン・トラブル」も合わせてどうぞ。


というワケで、今年見た映画ベスト10でした。
相変わらず暴力と破滅と絶望の3拍子っていう
偏ったラインナップになりましたね~。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が
入らなかったのが自分でもちょっと意外な感じですが、
楽しめたかどうかっていう基準でいくと
他にもツボに入った作品があったっていう事で。
その時の体調とかもあるしね…

今年は色々環境が変わったりして、趣味に割ける
リソースが減っちゃったなーという感じではあるんだけど、
ボチボチやっていきたいと思います。