セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

北辰斜にさすところ

2011-05-27 23:29:27 | 映画
映画『北辰斜にさすところ』を観たので、三國連太郎を描いてみる。
畏れ多いわー。

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鹿児島大学・野球部の記念試合に招待された往年の名選手が、旧制高校の青春と、戦争で引き裂かれた仲間との辛い過去を回想する…というお話。
「北辰斜(ほくしんななめ)に」とは旧制七高の寮歌で、作中象徴的に歌われるテーマソングです。

おじいちゃんたちのノスタルジー映画でしょ、とあまり期待していなかったのですが、これがなかなか面白かったですよ。

主演は、御年84才の三國連太郎。一瞬、皇潤のCMかと思ったけれど、やはりオーラが違います。かつての仲間たちに思いをはせ、海を見つめてつぶやく一言が深い。今作が説得力ある「反戦映画」になりえたのは、彼の存在によるものが大きいです。
青春時代を象徴する名物先輩が緒形直人。男くさ~いバンカラな応援団長です。撮影時既に40代だったそうですが、留年してる老けた大学生役だからギリギリ大丈夫(多分)!戦地で歌う「北辰斜に」が泣けます…

前半に描かれる旧制高校のエピソードは、一つ一つが破天荒で面白いです。よく学びよく遊んだ、自由闊達な気風がすがすがしい。フンドシいっちょは正装扱いかよ!九州男児恐るべし。
憧れの美人エレベーターガールに会いたいがために、物凄いかしこまってエレベーターに乗り込む先輩がアホで、かわいいですw女の手を握ったくらいで、何そんなに大騒ぎしてるんだかww

後半は、戦争で仲間たちが死んでいった過去を描き、OBが見守る中での記念試合へと続きます。
私は鹿児島に縁もゆかりもないので、OB達の愛校精神の異様な盛り上がりにドン引きしました…。
実際に試合をする学生たちの、「主役はOBの爺さんたちだから、俺らはケガしない程度に軽く流そうぜ」なんて言ってる姿がリアルです。もっとも、次第に白熱してマジ勝負になるわけですが。

個人的には、『フィールド・オブ・ドリームス』を思わせるクライマックスの野球シーンの美しさ、そして「反戦」というテーマを決して声高に叫びはしないものの、重く感じられた点に好感を持ちました。
神山監督は、この作品の後『ラストゲーム 最後の早慶戦』を撮っています。そちらの方が万人ウケしそうではあるのかな。機会があったら見てみようと思います。

敦賀シンボルロード~ヤマト編

2011-05-07 21:58:12 | ヤマト
敦賀シンボルロードヤマト編。
公式サイトはコチラ

気比神宮→敦賀駅前へ歩いて撮影した順にアップします。


まずはタイトルと、アナライザー。
車を運転して商店街に入ってきて、最初に目に付いたのがアナライザーの後頭部でした。アニメそのまんまで感動!!事故るかと思ったw
ちなみに、英語タイトルは「COSMOSHIP YAMATO」になってます。


英雄の丘。
古代と島のツーショット。ありそうで意外と貴重なのよねぇ。


少年ぽさがあったシリーズ序盤ではなく、『永遠に』らしい、成長した大人の男同士の信頼関係って感じで、カッコイイです。


スターシャ。
おなじみの、松本御大のビジュアルを忠実に立体化してる!すごい!!


別れ~出会い。
一度は握った手が、もどかしくも離れてしまう、あのシーン。


「古代くぅん!」「雪ーッ!」
2秒後、相原が古代を羽交い絞め。


サーシャ。
真田志郎の姪という触れ込みで、サーシャ(真田澪)登場。

自分は真田さん好きなので、感無量です…!!間近で見るとちょっと顔が怖いけれど、全体の雰囲気としては、原作のアニメに忠実なスタイルと言えるのではあるまいか。もうちょっとガタイがよくてもいいか。


なんでここに沖田艦長なんだろ?山南さんじゃなく?
まあ、いてくれて嬉しいから、いいんだけども。


サーシャ。美少女です!


青矢印ジャージを着た不審者と、真田さんのツーショット。
真田さん小っちぇえー!!

まあ、普通に恥ずかしかったんですが(笑)これをやりたくてはるばる出かけていきました。思い残すことはありません…!!
通りすがりの方にカメラをお願いしたら、若干引きつつも、うまい具合にツーショットにしてくださいました。ありがとうございました。


サーシャの最期。
添えられたプレートの説明によると、「俺が撃つ、どけ古代!」のシーンです。


ていうか展開早くね?


スカルダートの罠。
ストーリーの順番違うじゃん、というのもご愛嬌。


「ネタバレすると、ヤマトこのあとすぐ沈んじゃうんだよね」
「な、なんだってー!!」


惑星デザリアム。
アニメに忠実に、あの複雑な形状が再現されています。
立体に映えるデザインですね~!!


雪とアルフォン。
「私の最期の願いをきいてくれないか…」
膝枕は男のロマン、だそうです。


帰還。
己の使命を果たしたサーシャは、母・スターシャの元へと還ってゆく…


そしてヤマトもまた、愛する人が待つ故郷へ。


スターシャのアップ。人間的な表情で好き。


信じあう愛。
平和を取り戻した地球で、古代と雪が再会する。


爽やかですねえ。リア充なんてばくはつすればいいのに☆


こ…古代君のエッチ!!


トリはこの人、佐渡先生。
問答無用の安心感です!


もういっちょ。太陽の光を受けて、いい感じに輝いてました(主に頭)。


ということで、敦賀シンボルロードヤマト編、以上12体でした。
何故、あえてシリーズ中盤の『永遠に』だったかは謎のままでした(笑)

実際に見た感じでは、999に比べ、ヤマトは題材的に、モニュメント化するのが大変そうだなあ…と思いました。作る人はきっと悩んだと思います。立体のヤマトやコスモタイガーの活躍が見られなかったのは残念!

999より数が少ないにも関わらず、各キャラクターを立てつつ、きちんとドラマを再現した、躍動感ある立像になっていた点で満足です!

何よりも、このシンボルロードは設置されたのが1999年ですから、もう12年も経つのに、非常に綺麗に整備され、保たれていたことに感動しました。地元の方々が、大切にしてくださっているんですね…!
やはり敦賀は、ヤマトファンの「聖地」と呼ぶに相応しい!!
敦賀市の皆さんに、敬礼!!


*オマケ
松本零士グッズのお店を聞いたら、もう店をたたんでしまったという事だったのですが、代わりに周辺で見かけたものをアップします。



松本零士バス。



駅前にて、看板とバス乗り場の表示。
ヤマトも999も、敦賀の町おこしの顔として、すっかりなじんでいるようです!

敦賀シンボルロード~999編

2011-05-05 15:50:56 | アニメ・漫画
GWの福井一人旅を満喫してきました。
最大の目的は、ヤマトファンなら死ぬまでに一度は行かねばならない、敦賀市のシンボルロード。
(公式サイトはコチラ
晴天に恵まれ、楽しく見ることが出来ました!!

と言うわけで、記念に現地の写真をアップしておきたいと思います。まずは999から。敦賀駅前→気比神宮方面へ歩いて撮影した順です。


敦賀駅前広場にて、メーテルと鉄郎。
松本美女特有の、曲線のラインが見事に立体化されていて感動!


基本的に、1979年の劇場版のストーリーに沿ってモニュメントが作られていますが、ここの鉄郎だけは原作準拠っぽい。


タイトルです。後ろの方もきっちり作りこまれてます。


少年 星野鉄郎。
宇宙海賊・ハーロックらの手配書を見つめています。
壁の後ろにはヤッタラン、有紀蛍の手配書も。


星の海に憧れを抱く鉄郎。映画よりも、ちょっと美少年。
靴の穴なども、しっかり再現されています。


メーテルとの出会い。手にはあのペンダントが!


後姿とアップ。個人的には、ここのメーテルが一番美人だと思う。


母との記憶。幸薄いけど、相変わらずお美しい。


旅立ち。車掌さんの目だけ金色に塗装されていて、ビックリした!


背景の列車や宇宙も雰囲気出てますよ。


永遠の星の海へ。

地球と一体化し、包み込むようなメーテルのイメージがいい。鉄郎が妙にりりしいw


迷いの星。冥王星で、自らの本当の肉体を見つめて苦悩するメーテル。
前日雨が降り、台座はぬれていたんですが、おかげでメーテルが足元に綺麗に写りこんでいて良い感じでした。


ガラスのクレア。クレアかわいいよクレア。
麻上洋子さんの、ちょっと舌足らずであまい感じの喋りが、無機質なガラスの肉体を持つクレアに温かみを持たせていると思うの。
鉄郎との微妙な距離感が好きですよ。


ご・は・ん!ご・は・ん!


クイーンエメラルダス。
フードの再現具合がクオリティ高い。
台座の髑髏も気が利いてますよ。


時間城の海賊。下の洞穴にはリューズ、反対側には機会伯爵が。
「何が欲しいというの…?私…それとも愛…?」


友の墓前にて。宇宙海賊キャプテン・ハーロック。
足元には、地を割って艦首を現したアルカディア号(分かりづらいけど)。


兄貴ー!!
ちょいとツリ目で童顔かな?墓標の作りこみがキッチリしてて感心しました。


プロメシューム。体を空洞にすることで、アニメの不気味さ、深遠さを表現。


背中の流れるような髪の毛の表現も良いです。


限りある命のための戦い。
立体のメカはやっぱり燃えますよ!!キャー、かっこいい!!
前後左右あらゆる角度から写真を撮りたかったんですが、植え込みがあったので断念。車道に飛び出してまで撮影するわけには行かないしねえ。


アルカディア号。このクオリティで、立体のヤマトも見たかったわぁ。


別離。今にも列車を追って、ホームを走り出しそうな鉄郎。

「遠く時の輪の接するところで、また会いましょう…」


青春の幻影。
少年の心に寂しさとぬくもりを残し、メーテルは去った。
「さあゆくんだ、その顔を上げて…!」
ゴダイゴのテーマ曲が脳内に流れます!!

というわけで、敦賀レポ999編、以上16体でした。
松本キャラ特有のライン、女性の長い髪の毛の処理や、服のヨレ具合やメカ・小道具の作りこみが、想像以上にいい感じで驚きました。劇場版999の魅力を十分に追体験することができて、満足です。

ヤマト編は、また後日。