全ての近代兵器が奪われた時代。
ゼラ・ツェンダーの恐怖政治を打ち破るため、セラザードは死のレースに挑む。
近未来SFバイクアクション!
ブイツーじゃなくて、ブイツインって読むのね。
松本零士御大の作品中、999以降ではこれが一番お気に入りです。
設定や話はテキトーなんですが、異様に脱ぎっぷりのいいバトルヒロイン・セラザードさんのキャラがなんとも魅力的。
彼女とセルロック&台場のポンコツコンビのやり取りを見てるだけでかなり楽しめます。
クラシカルな銃器やバイクの描き込みも充実しており、80年代のアクション漫画と、松本零士ワールドの融合が何とも味わい深い一作です。
文庫本できっかり一冊分と尺も丁度いい感じなので、もし見かけることがあったら読んでみてはいかがでしょうか!