私の夢 「集いの場」(コミュニティ・カフェ)をどのように作るか?  ~「みなの(皆野)長瀞広場」編~

地域の中で「集いの場」作りに向けて、モチベーションの維持と日々の記録として、このブログを立ち上げました。

◇小規模デイサービス「en」

2015-07-04 | 日記
従兄弟が4月に開始した、小規模デイサービスを見学してきた。

見学と一日体験で学んだこと
・特養に15年。デイに5年。事務1年。今年48歳。その前の前歴は不明。
・法人にならないと事業も融資も受けられない。融資の申請から半年で認可。
この時期が、本当に認可されるのかなといった不安が一番強かった。
・株式会社として開始。作るにあたっては、福祉事務所の担当部署に相談、アドバイスを
してもらっている。
・リフォーム個所は、玄関へのアプローチ、上がり框のスロープ、静養室を見通せ
るように壁を抜く、トイレへ車いすで入れるよう壁抜き、お風呂の湯舟。壁紙。
洗面は2か所で1個追加、床はクッション性のあるフローリング。
家庭的(住んでいた家だし)で落ち着けるのがいい。
・民家(4DK)を300万円でリフォーム。家賃50000円で借りている。
・テーブル、椅子、ベッド(ソファ兼務)、折り畳みベッド、電動マッサージ椅子、
足用エアマッサージ機、冷蔵庫等。
・「en」の文字は知り合いの協力で無料で作成。シンボルマークになっている。
名前は一文字が、伝えやすく、成功したと思っている。
・来ていた人は4人(3人)認知症の人。認知症の人はどこか心惹かれる。
要介護4の人が一番重い。入浴・歩行は全介助、食事の一部に介護が必要。
会話が成り立つ人は1人のみ。皆、ケアマネからの申し送りより、病状は改善している。
家庭での介助の仕方を尊重し、できることを低下させないことを大事にする。
・ここに来た当初はできないことが多くても、居場所と認識することで、表情も穏やかに
なり、色々な表現が増えてくる。体調には波がある。
・メニューは、ラジオ体操、リハビリ体操、ミーティング、食事、おやつ(芋餅作り)、
マッサージ、 散歩、昼寝、園芸、塗り絵等。大型のテレビがあり、国会中継を眺めていた。
・メニューは緩やかで、全体で動く感じではなく、個々にあった参加を促す。
会話を楽しむ(芝の家のよう)、食事を楽しむ。かなりゆったりした時間が流れている。
・昼食後の利用者が昼寝している時間が休憩時間。
しかし、昼寝できず動き回る人もいるため、完全な休憩はとりずらい。
・スタッフ5名(社長:管理者、看護師3名、調理1名)男性2名、女性3名。
・1日4名で回している。定員が10名になった時はかなり大変。
お泊りデイや重介護の人も、今後は受け入れたいと思っている。
・10人定員。3か月で半分近くの人が来ており、もう一息で給料も払える。
具体的にいくら払っているかは不明。
・介護用のソフト(記録・連絡帳用)や「月刊デイサービス」等参考になる。
・ニトリで家具はそろえた。
・始める前は、「大変だぞ」という声が多かったが、やってみると思ったほど大変
ではなかった。自分の責任に返ってくる大変さはあるが、現場のやりがいはある。

◎家庭でもいる場所がない人も居る。居る場所を作ることが大事。
そこに人が集い、訪ねてくることが大事。1+1が3以上になる関係を目指す場。
一人一人が主人公になれる(「居てもいいんだよ」認められる)場。
◎小規模デイサービスを中心に富山型を目指す。
コミュニティカフェを隣接することで、多彩な展開ができそう。

利用者のTさん、Kさん、Tさんありがとう!
「明日のお昼は?また明日も来ようかな」との言葉が印象に残った。


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