出版屋の仕事

知識も経験もコネもないのに出版社になった。おまけに、すべての業務をたった一人でこなす私。汗と涙と苦笑いの細腕苦労記。

営業下手

2007年04月11日 | 営業
反省はするが、どうしたらいいかはわからない。

少し前に書いたアマゾンの件、書誌データを早く載せてもらうとか、在庫を持って即日発送可にしてもらうとか。大阪屋で撃沈したので、今回の新刊は最初から日販に相談したんだが、結局撃沈。

しかし、ひとつ学んだ。ようするに、自分が不甲斐ないから撃沈しているのである。知識がないせいではなく、売込みが下手なのだ。

大阪屋その他で「日販のウェブ在庫に営業せよ!」と教わり、王子をウロウロする前にまずはそのセクションにコンタクトだと思って電話をした。結論から言うと、私のは「営業」じゃなくて「問合せ」にしかなってない。

こっちは必死で「どこに相談すればいいでしょう?(どこに売り込めばいいの? あんた? そんな話を聞いたんだけど明日行っていい?)」と話してるつもりが、返ってくるのはマニュアルのみ。「アマゾンについてやたらきかれるので用意してある」文面を受け取った。いや、わざわざ送ってくれたのはありがたい。でも、ぐるっと回って元の位置なのである。

担当者が「営業うるさい」と思ってるかどうかは知らないが、「ちょっとこの変な出版社にも会ってやるか」という気にはならなかったらしい。あるいは、「疑問に正確に答えてあげよう」と思ったのかもしれなくて、それならこの担当者のしたことに何の文句もない。

つまり、私の営業が下手なだけである。が、こっちも必死にやってるつもりなので、もうどうしたらいいのかわからない。

おそらく「営業が得意な人」の助けを借りればいいんだろうが(そりゃ、私も一緒に行きます、そして少しずつ学びます)、雇う余裕はないしな~。困ったものである。

2 コメント

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取次での相談 (けいじ)
2007-04-12 20:21:58
大阪屋の口座ならいっそのことジュンク堂に営業してしまった方が良いのではないでしょうか?
ジュンク堂で良い実績が出てしまえば大阪屋は無視できなくなると思います。まあ、ジュンク堂だけではなく、大阪屋帳合の書店は全部でしょうけど。

あとは本社。当然大阪ですTT 東京で口座申し込んでも結局本社の返答待ちなので行ってしまった方が詳しく聞けるし、権限ある人と話が出来るので期待できるかもしれません。

>「どこに相談すればいいでしょう?(どこに売り込めばいいの? あんた? そんな話を聞いたんだけど明日行っていい?)」

はっきり「どこに売り込みに行けばいい?すぐに行っていい?」と聞いてしまった方が良いと思います。
私の昔の上司は担当と名前を聞いたその日のうちにその人に会いに行きました。挨拶だけしてその場でアポを取って後日相談。なので若輩者の私も同じようにやってます(笑)そうやって新規店にも新刊を納本しています。・・・長期なのが痛いですがTT

私は書店営業が苦手ですが、取次営業は割と楽です。書店と違って担当者がころころ変わりませんから(笑)

聞きたいことははっきりと聞いてしまった方がちゃんと答えてくれます。本の方向性、自社、他社の売行き、傾向、ターゲットや企画の練り方、定価設定、部数から新規店の担当者まで大変かと思いますが、訪問回数が増える毎に話せるようになります。
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けいじさん (タミオ)
2007-04-18 15:47:20
ありがとうございます。
いやはや、これまでもいろんな方にいろんなアドバイスをいただいてるのですが、今回の記事もそれを活かしきれない自分に対する愚痴なんです(--;
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