世田谷通り沿いで暮らすたまママのたまたま素敵な日々

兄ほっつんと妹えったんの育児日記など、気ままに書いております

ラサ堪能~青蔵鉄道~

2010-07-23 02:52:39 | たまたま素敵な今日

※この記事は6月中旬にチベットのラサに行ったときの話です。

まさか自分がチベットに行く日が来るなんて
これまで思ってもいなかったワケですが、
旦那が以前から行ってみたいと強く思っていた地らしく、
その旅行の日はやってきました。

ここです↓


結構な奥地でございましょう?
そしてこのラサというチベットの中心地、
標高が3500mを越えています。

高山病、・・・大丈夫だろうか。
九賽溝に行ったときに頭痛に見舞われた記憶が蘇ります。

しかしそうならないための一案として、
飛行機で一気に行くのではなく、
鉄道でゆっくり現地に向かい身体を慣らしていくという
往路の計画を、旦那は立てていました。

いざ出発の日。まずは飛行機で広州から西寧へ。
そこで北京から来た旦那の友達Pくんと合流。
この3人でラサ旅行に行くのです。

西寧駅で寝台列車を待っていると、
旦那の会社の先輩Iサンに偶然会いました。
Iサンは大連にいる旦那の同期と2人で来るはずが、
その同期が乗る飛行機の出発が遅れており、
どうも寝台列車には間に合わなそうだとのことでした。

1時間遅れで寝台列車が西寧駅に到着し、
私達3人とIサンはそれぞれの寝台に乗り込みました。
寝台は4つで1部屋。私達の部屋のもう1つの寝台には
恰幅のいい中国人のおじさんが入りました。

決して広いとは言えないこの部屋での、
24時間の青蔵鉄道の旅が始まったのです。

出発したのは20時過ぎ。
身の回りの荷物が片付くと、さっそくヒマ。
夜だから景色は全く見えないし。

しばらくすると、Iサンがやってきました。
子連れの中国人3人と同じ部屋で
全然くつろげないと嘆きながら(笑)

そろそろお腹空かない?ということで、
食堂車両に行ってみることに。
まぁこういうところだし、たいしたものは
無いだろうとは思いつつ。

行ってみると、すでにディナータイムは終了しており、
もう少しで夜食タイムが始まろうとしていました。
私達4人は空いているテーブルに座り、
雑談しながら待っていました。

いつしか夜食タイムは始まったようでしたが、
ウェイトレスが注文をとりに来る気配は無し。
何回か呼ぶと、しばらくしてやっと来てくれました。

なんだか、炒麺とおかゆと決まっていました。

さらにしばらく待ってやっと出てきた炒麺とおかゆ、
案の定イマイチでしたが、最初から期待していなかったためか、
思ったよりは美味しく感じました。

まぁ、せっかくだし食堂車両で食べるのが楽しいよね、
というまとめで夜食を食べ終わり、各自の寝台に戻りました。
おじさんがひっくり返ったウシガエルかのように寝ていました。

翌日、目が覚めて外を見ると、
こんな景色でした↓



うっすら雪。木は無い。
時々、牛の一種のヤクの群れ。

ずーーーーーっとこんな景色。
心も無になってくる。

部屋から出て廊下でボーっと景色を見ていました。

しばらくしてさすがに飽きてきて、
寝台に戻って二度寝しました。

起きたら昼過ぎ。
旦那は早くも体調不良でまだ起きる気配無く。

お腹空いたなぁと思っていたらIサン登場。
Pくんは空腹に耐え兼ねて乗車前に買い込んだ
カップラをさっき1個食べちゃったとのことでしたが、
3人で食堂車両に行きました。

お客さんはテーブルに座っているけど待っていて、
従業員がテーブルに座ってみんなでお昼ごはんを
食べていました。しばらくすると働き出しました。

しかしウェイトレスはやっぱり来ない。
しばらくしてやっと来たかと思うとPくんの隣に座り、
なぜかPくんの腕にソフトタッチするほどの急接近状態で
注文をとり始めました。

目で私に「マジ近すぎなんだけど(笑)」と言っているPくん。
苦笑いするしかありません。

Pくんのお腹もちょうどよく空いてくるくらいにさらに待ち、
弁当が出てきました。これもまたこういう場所にしては
まぁまぁ美味しくいただきました。

食べ終わって談笑しているところに
旦那がやっと起きてきて合流。
しばらく4人で語った後、寝台に戻りました。

しかし夜までヒマである。
寝台(二段の上)にいると景色が見えないので
廊下で景色を見る以外にすることがない。

いつの間にかPくんがおじさんと
中国語で話をしていました。

後で何を話していたのかを聞いてみると、
その方は政府の関係の方で、
会議でこっちのほうに来たので
同僚と2人でラサ観光に行くらしい、とのことでした。

え、意外とえらい人!!?
どうもすみません。。

旦那は再び寝てしまったので、
そんなこんなやらプライベートなことやら
Pくんと語りながら鉄道の旅を楽しみました。

夜20時過ぎ、ついにラサ駅に到着!!
まだ空が明るい!!
(北京と同じ時間表示だけど、実際は2時間くらいの時差あり)

ホームから駅舎に入ると旅行客を待つ現地ガイドの人だかり。
その中から我々の名を書いた紙を持っているガイドさんを発見。
日本語堪能なチベット人のエマさん(一児の母)。

エマさんはいきなり、白くて長いストールのような布を
私たちの首にかけてくれました。
これがチベット流の歓迎の印なんだとか。

そしてエマさんの案内でお迎えの車へ。
グラサンをかけたちょいワル&ダンディな
運転手さんが白いバンに乗って待っていました。
この2人に数日間お世話になるわけです。

この日はもう夜だし、すぐに宿に行きました。
2日間の移動の疲れをとらないとね!

部屋の窓からライトアップされたポタラ宮が見える・・・☆
翌日からのラサ観光を楽しみに、やや空気が薄い中、
眠りについたのでした。。

つづく