MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『男なら振りむくな』

2014-06-01 00:40:47 | goo映画レビュー

原題:『男なら振りむくな』
監督:野村芳太郎
脚本:野村芳太郎/永井素夫
撮影:川又昂
出演:橋幸夫/田村正和/加賀まりこ/小田切みき/渥美清/左時枝
1967年/日本

ただヒロインの美しさを堪能するためだけの作品について

 当時はどうだったのか分からないが、一流のオートライダーの片倉譲介役を橋幸夫が演じることがミスマッチに思えてならず、その相棒である大貫三次を演じる田村正和の「弾け方」にも今となっては違和感しか残らない。
 ストーリーそのものも石原慎太郎の原作とあって、ヒロインの島野杏子が、男が妄想する女性像の域を出ていない。それならば本作は観る価値がないのかと言えば、必ずしもそうとは言い切れない大きな理由は、当時23歳で女優としては全盛期を迎えていた(はずの)加賀まりこの美しさが堪能できるからであって、衣装を担当したコシノジュンコによる加賀まりこの「コスチュームプレイ」として観るならばそれなりに楽しめるものにはなっている。


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