死ぬまでに残された時間を表示してくれる腕時計「Tikker」(動画あり)(Gizmodo Japan) - goo ニュース
F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説で、デヴィッド・フィンチャー監督により映画化も
された『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)において、ブラッド・ピットが主役を演じた
ベンジャミン・バトンは80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生である。つまりバトン
の人生は最長80年と決まっており、それ故に絶えず寂しそうに見えた。だから自分の残りの
人生の時間を教えてくれる腕時計「Tikker」が、示された数字がだいたいの予想だとしても、
自分を勇気づけるきっかけぐらいにさえなるとは思えない。人生で残された時間の短さを自覚
することにより、一日一日の時間を有用に過ごすことができるかもしれないが、その腕時計を
気にしすぎてしょぼい人生で終わってしまいそうである。「武士道とは死ぬことと見つけたり」
と言われても、そもそも武士ではないのだから。既にアプリとして販売されていそうではある。