MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『フィフス・ウェイブ』

2016-05-17 00:21:53 | goo映画レビュー

原題:『The 5th Wave』
監督:J・ブレイクソン
脚本:アキヴァ・ゴールズマン/スザンナ・グラント/ジェフ・ピンクナー
撮影:エンリケ・チェディアック
出演:クロエ・グレース・モレッツ/ニック・ロビンソン/ロン・リビングストン
2016年/アメリカ

食傷気味の「続篇ありき」の作品について

 主人公のキャシー・サリヴァンが弟のサミー・サリヴァンを救うという設定は『ハンガー・ゲーム』の主人公のカットニス・エヴァディーンが妹のプリムローズ・エヴァディーンを救う場面を思い出させ、キャシーとベン・パリッシュとエヴァン・ウォーカーの「三角関係」もカットニスとゲイル・ホーソーンとピータ・メラークの「三角関係」を想起させる。
 あるいは正体不明の知的生命体「ジ・アザーズ」と戦わなければならない設定は、『メイズ・ランナー』の謎の巨大組織「WCKD(世界災害対策本部)」と似たような感じで、要するに続編を観てみなければ物語がよく分からないのであるが、それにしては内容を出し惜しみしている感じがあって、ストーリーが本当に面白いのかどうか自体がよく分からないし、なによりも主人公たちが敵対する「ジ・アザーズ」に対して緊張感がなさすぎる。


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