鍵泥棒のメソッド
2012年/日本
‘音’に関する演出の甘さについて
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
予告編で頻繁に流れていたコンドウの銭湯内でのスリップ事故の際の、股間の隠し方の絶妙さは言うまでもなく、アパートの自室で借金を苦に首吊り自殺を試みたものの失敗した貧乏役者の桜井武史が銭湯に行こうと部屋を出た際に、アパートの背後を通る列車を左から右に通過させ、ラストでアパートに戻る桜井の背景で、列車を右から左に通過させたり、銭湯の駐車場に駐車されていたコンドウのクライスラーのナンバープレート「513」の左隣に停まっている車のナンバーの末尾を「12」にするなど、作画の細かさに驚かされるのではあるが、音に関しては疑問を持たざるを得ない理由は、ラストで自分の車の中に残されていた桜井と元彼女の2ショット写真に刺激を受けたコンドウが水嶋香苗に会おうと車を飛ばしすぎて電柱に激突した際に、警告音はコンドウの残していったノートに好きなものとして自分の名前を見つけた水嶋の心のときめきに共鳴するようにして聞こえるものの、何故かその前に聞こえるはずのコンドウの車と電柱とのクラッシュ音が聞こえないからである。勿論演出と捉えることは可能であるが、それならばその演出意図が分からない。その車の警告音に関する演出の不明瞭さはラストまで続く。アパートの自室に戻ってきた桜井を追い越して、隣人が飼っている猫が桜井の部屋に忍び込んでくる。飼い主である女性が猫を追いかけてくると、猫を抱いて可愛がっている桜井の姿を見て、ここでも車の警告音を伴って女性の心がときめいてしまうのであるが、その前に女性は桜井が‘別人’であることに疑問を感じるはずであり、おそらくクラシック音楽を聴いただけで記憶を取り戻してしまうコンドウという設定の安易さから始まった‘音’に関する演出の甘さが、オチを弱めてしまっているように思われる。
このように音を巡るラストの‘失速’に詰めの甘さを感じるが、それを補って余りある仕上がりになっていると思う。
「竹島提訴」に韓国反論 国連演説 日本名指しせず(産経新聞) - goo ニュース
韓国の金星煥(キムソンファン)外交通商相は28日の国連総会における一般討論演説の
中で、島根県の竹島の領有権問題で国際司法裁判所を活用すべきだとする日本に対し、
「国際法の手続きを乱用してはならない」などと批判しているが、日本が国際法を何度も
利用しているという事実はない。慰安婦問題に関しても、「非道な行為に終止符を打つ」
ため国連とその加盟国に対し、軍事紛争中の女性や少女を守るための「すべての措置」を
講じるべきだと主張するとともに、「被害者に救済や賠償を行い、国連の規定に従って
加害者を法の裁きにかけるべきだ」と訴えているのであるが、特定の国がICJに提訴された
場合、裁判に応じる「強制管轄権」の受諾を韓国が反対姿勢を取るように、加害者が
法の裁きに応じなければ意味がないのだから、まずは韓国が自ら裁判に応じる姿勢を
示さなければ韓国の言い分は机上の空論でしかないのである。