踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
2012年/日本
「THE FINAL」の真意
総合
90点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
2012年12月、青島俊作と恩田すみれは既に結婚しており、下町の商店街で、和久伸次郎をバイトで雇って夫婦で営んでいるからあげ屋はかなり繁盛している。なるほど、一連の大捜査線で踊らされすぎたために、‘THE FINAL’では警察を退職した2人の「新たなる希望」としてのその後の人生が描かれるのかと思って観ていたら、2週間に及ぶ張り込み捜査だった。無事に犯人を捕まえて、いつもの湾岸署に戻るものの、署内は妙に閑散としている。湾岸署管轄区内で開催されていた国際環境エネルギーサミット会場に駆り出されているからなのであるが、どうやら真下正義が湾岸警察署署長に就任していることによって署内の緊張感が奪われているようで、それは真下が認める書の字が象徴として示され、やがてはビールの誤発注へとつながる。登場人物たちが抱いているように見えるこの警察に対する‘厭世観’は物語のラストまで続き、警察を辞めさせられた男が満身創痍で事件現場を探しまわることになり、警察を辞職した女の運転によって暴走させられるバスで窮地を脱することになり、もはや事件の解決に警察に所属しているかどうかなど関係ないというデタラメ振りで、それどころか事件の解決後、6年前の誘拐殺人事件に関する捜査手法を巡って湾岸署と警視庁によるメディアを介しての非難の応酬が始まってしまい、何が正義なのか全く分からない有様である。つまりこの‘THE FINAL’とは「踊る大捜査線」のシリーズの最後というよりも、青島俊作と室井慎次を中心に、危ういながらも保たれていた上下関係の規律を尊ぶ警察機構そのものの最後という意味なのである。
53歳坂上みき超高齢出産「ギャーーー」涙(日刊スポーツ) - goo ニュース
53歳で第1子となる男児を出産したという坂上みきのニュースは微妙な問題を孕んでいると
思う。53歳でも子供が産めるという“誤解”が生じるからであって、もちろん坂上が不妊治療
を続けていた結果、無事に子供を授かったことはめでたい話ではあるのだが、このような
高齢出産は誰にでも可能であるわけではないことまでは周知の事実だとしても、坂上は
「08年からはフルマラソンにも挑戦。10年2月の東京マラソンでは自己ベスト3時間58分台
で完走するなど体力も充実している」から高齢出産が可能だったと誤解し、自分も体力には
自信があるから大丈夫というわけにはいかないのであり、妊娠するには卵子が元気で
なければならず、どうしても卵子は30歳頃を過ぎたら衰えてしまい、鍛えることができない
のである。高齢出産のニュースが流れると誤解が生じていることをいつも心配してしまう。