MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』 0点

2010-08-27 21:47:12 | goo映画レビュー

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

2010年/アメリカ

ネタバレ

否められたメッセージ

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 何故今頃になって『特攻野郎Aチーム』を映画化したのか理解に苦しむ。実際、制作側もストーリーの捻出に苦しんでいるようで、80年代に制作されたテレビドラマのような能天気な展開は抑え気味である分、痛快さに欠けていて、冒頭の特攻野郎たちが‘嬲られる’シーンはその後の彼らの傍若無人の‘言い訳’として描かれているのであろう。
 しかし誰が見てもどうしても看過できないシーンがあった。“B.A.”B.A.バラカス軍曹が“ハンニバル”ジョン・スミス大佐にインドの政治指導者であるマハトマ・ガンディーの「暴力で成し遂げられた勝利は一時的なものであり、負けに等しい(Victory attained by violence is tantamount to a defeat, for it is momentary)」という言葉を知っているかと訊ねた時、ハンニバルは知っていると答えて更に「もしも私たちの心の内に‘凶暴性’があるのならば、無気力を覆い隠すために非暴力のマントを着るよりも‘凶暴’でいた方が良い(It is better to be violent, if there is violence in our hearts, than to put on the cloak of nonviolence to cover impotence)」というガンディーの言葉をバラカスに教え、結局バラカスは最後にパイクを殺してしまうのだが、これはガンディーの言葉を曲解しているとしか言いようがない。勿論ガンディーの言う‘violent’は‘勇気’を指しているのであり、いざと言う時には人を殺すことはやむを得ないという意味ではない(ちなみにその後は「いつだって‘凶暴’は無気力よりも好ましい。‘凶暴’な人は凶暴でなくなる望みがあるからであり、無気力な人にそのようなことは期待できない(Violence is any day preferable to impotence. There is hope for a violent man to become non-violent. There is no such hope for the impotent)」と続く)。いくら娯楽作品とはいえこのような誤ったメッセージを含んだ作品を評価する訳にはいかない。


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無用な耳掃除サービス

2010-08-27 20:02:46 | Weblog

大阪・京都、耳掃除サービス全面規制の怪(読売新聞) - goo ニュース

エステティックサロンなどで広く行われている耳掃除サービスを理容師が行うことを、

全国で大阪府と京都府だけが条例で禁じていることに関しては公平ではないという

ことで問題ではあると思うが、私は美容師に耳掃除サービスを求めない。以前も

書いたように基本的に耳は掃除をしなくても耳垢は自然と外に出てくるような仕組み

になっているのだから、耳を掃除する事は耳の内側を傷つけるという弊害が生じる

可能性の方が高いと思う。自分で掃除をした方が按配も分かるはずだし、結局、

耳掃除“サービス”と称しながら間接的に料金に反映されているような気がする。


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