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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

体裁作り

2009-02-21 18:00:03 | Weblog

中川氏、バチカンでもお騒がせ 美術品に素手・警報作動(朝日新聞) - goo ニュース

 中川昭一が空前絶後のバカであることはこのブログで証明してきたが、引っ切り

無しに本人から提供されてくるバカネタにいささか食傷気味である。しかし酔って

いようがいまいが美術館に展示されている美術品に触る行為は許される筈は無い。

このバカは美術の鑑賞の仕方さえ分からないのである。あるいは国会議員の特権

として普段触らせてもらってでもいるのだろうか? 事務所は「体調が悪かったため」

と釈明しているが、体調が悪いのに何故美術鑑賞などしているのか? 「俺って

美術も分かるんだぜ」的な体裁作りにすぎない。朦朧としながら美術鑑賞をできる

とでも思っているのだとしたら、ずいぶんと美術はこのバカにナメられたものである。


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『少年メリケンサック』 100点

2009-02-21 01:11:37 | goo映画レビュー

少年メリケンサック

2009年/日本

ネタバレ

パンクロックの意味

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 常識で考えれば、動画サイトに投稿されていた‘伝説’のパンクバンドの素性が分からないままレコード会社が契約して、急にアクセス数が増えるようなことはありえない。私は最初この作品を観ながらそのようなことを考えていて、これはひょっとしたら‘やっちまった’映画ではないのかと不安を抱えたまま見続けていたが、私の採点は見終わってのものである。
 この作品のテーマは「パンクとは何か?」というものだろう。私の解釈ではパンクロックとは、それまでのロックが反体制を掲げながら商業主義に流れていってしまい、いつの間にか体制側になることに対する異議申し立てである。下手でデタラメであるからこそパンクロックなのであり、ステージ数をこなして‘間違って’演奏が上手くなったりしたらビジネスに飲み込まれてパンクではなくなる。だからこそパンクバンドのメンバーはだらしのないオヤジたちであり、演奏も下手であり、演奏が上手くなりそうになったらギターを振り回して腕の骨を折ったりする。ヴォーカルが「ニューヨークマラソン」と‘かっこよく’歌っているように聞こえていたものが、‘上手く歌う’ことで「農薬飲ませろ」と聞こえるようになることも‘パンク的’に正しい。要するにパンクとは自己否定を続ける反体制なのである。自己否定だからパンクは続かないのであり、それでも強い意志で続けることこそがパンクロックの真髄である。
 パンクロックの意味を‘モンティ・パイソン’風味でこれほど的確に描ける宮藤官九郎はやはり天才なんだろうね。


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