ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2008年/アメリカ
偶然と必然
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
作品冒頭で、戦争で息子を失った時計職人が針が逆回転する時計を作る。誰でもあの時あのことが無ければよかったのにという思いがあるものだが、全てはたまたま身に降りかかってくるものであり、その積み重なる偶然によってデイジーは交通事故に遭い踊れなくなってしまうし、人生において7回雷に撃たれてしまう人もいる。ラストシーンで登場する人それぞれ偶然に自分の人生を歩むことになる。
しかし1人だけ偶然ではなく必然に囚われてしまっている。言わずと知れた主人公のベンジャミン・バトンである。人は誰でもいつかは必ず死ぬ運命ではあるが、いつ死ぬのかは偶然に委ねられており、だからこそ人は希望を持って生きていくことができる。しかし80代の老人として生まれ、若返っていくベンジャミン・バトンは自分がいつ死ぬことになるのか必然的に分かってしまう。あらかじめ自分が死ぬ時期が分かっていながら生きることがどれほど酷なものなのかはこの作品で描かれた通りである。何をするにしてもベンジャミンの頭には必ず死が横切り、諦念に支配されてしまう。偶然に翻弄されてしまう人生と必然に囚われてしまう人生のコントラストこそがこの作品の醍醐味なのであり、絶えず自分の死を意識しなければならないベンジャミンだけが命の大切さを語れるのである。
古賀選対委員長「足引っ張るのは慎むべき」小泉発言に苦言(読売新聞) - goo ニュース
小泉の発言よりも古賀の発言の方が問題だと思う。「(経済の)未曾有の危機は
麻生政権、麻生首相しか切り開くことはできない」と古賀は言うが、麻生しか切り開く
ことはできないということは、麻生以外の自民党議員は麻生よりもバカだということを
暗に言っていることになる。そもそも首相を辞めたただの一議員の発言に何故それ
ほど過剰に反応してしまうのか? 無視できずにうろたえて無様を曝してしまうことが
古賀や太田の政治家としての器の小ささを証明してしまっている。ちなみに経済の
危機が麻生にしか切り開くことができないとするのならばこの世に経済の危機という
概念は存在しないことになる。