不動産業の方がNetwalker/Ubuntu(Linux)でお仕事
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
SHARPからNetWalkerというネットブックより小さなモバイル端末が発売されています。Netwalkerは基本ソフトにUbuntuを採用している、Linuxコンピューターで、個人向けの商品です。これまで、このような端末を持っている方に出会ったことはありませんでした。
昨日「不動産業」を営んでいらっしゃる方とお話しする機会があり、私がコンピューター関係だと自己紹介したところ「Netwalkerでウブンチュなんで、ちょっと違うんですよね」と外観を見せていただきました。
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なるほど、Linux端末は一般の方にも広がっているんですね。私もネットブック登場前はこのような小型でフルブラウザを使え、テキスト入力が快適にできる端末を探していました。結局ほどほどの大きさのノートパソコンで済ましていました。あまりにも小さなパソコンは、入力することに疲れるので結局効率が良くはならないのです。
Linuxがこのような形で浸透すると「パソコンも同じウブンチュで良いよ」となり、パソコンの層にも影響を与えるようになると思います。そのヒントが「ちょっと違うんですよね」です。この差を問題にしない方もいます。そのような方は「NetwalkerでUbuntu」でも良いのです。
先般からエンジニアがホワイトボックスのパソコンを自分用に組んでいます。さすがに基本ソフトはWindows 7です。彼はパソコンの知識は十分なので、自分で適切に部材を選ぶことができます。その内訳を計算してみると、なんとWindows 7の価格が全体の価格の1/3なのです。これは大きい。ハードウエアがこれほど安価になってくると、ますますMicorsoftへの支払額の割合が大きくなります。Windows 7の機能を必要とする方は当然Windows 7を選びますが、その差を感じない方はLinuxや他の基本ソフトでも良いのです。Appleはまさにこの心理を上手く突いていて、音楽をWindowsから切り離しモバイル音楽プレイヤー(iPod)で大成功です。さらに電話(iPhone)、加えてまさに情報端末iPad。見事な戦略です。
事務用パソコンはWindowsでも良いけど「ちょっと違う」Ubuntu(Linux)でも良いかも。エンタメなんて要らないのだから。会社のパソコンもLinux化してシンクライアントにしてしまえば、情報も集約、システムも集約。バックアップもシンプルです。そうなるとたいていの企業団体は「まぁ。クラウドでなくても良いよね。ミニクラウドで。」が現実ではないでしょうか。そういうところにはクラウドはバックアップストレージ機能を提供すれば十分だと思うのですが、皆さんの環境ではいかがですか?
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