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「ポーの一族青のパンドラ」萩尾望都

2023年02月10日 12時12分21秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「ポーの一族青のパンドラ」萩尾望都

シリーズ最新作。
衝撃の新章とあるが、まさにそのとおり。
一族の始まり、数千年の歴史が語られる。

「『ハックルベリーフィンの冒険』好きなのか?」
「うん・・・ アランが」

「そうだな王妃ヘレネーもトロイアに誘拐され
それでトロイア戦争が起こっている
古代ローマ時代にはザビニ族の女たちがローマ人に略奪された」
「なんかそういう絵画を見たことがある・・・」
(中略)
「紀元前2千年ぐらいじゃないかな・・・」
「紀元前2千年って えー どうしてわかるの?」
「思い出すとあの頃は集落の家々に”母神”を祀ってあったからだ 小さな像・・・
時代としては青銅器時代で・・・
ミノア文明に属していたと思う」

「ゴス・ウィークエンドに行きたいわ・・・」

【参考】
*ウィットビー・ゴス・ウィークエンドのこと
ウィットビー - Wikipedia

【閑話休題】
「ハックルベリーフィンの冒険」だけど、ニグロ(Negro)という差別用語が含まれるからと、削除した改訂版が出て物議を醸した。
また、ネイティブアメリカンへの差別があると、「大草原の小さな家」シリーズも排斥された。
「風と共に去りぬ」も差別的として、人気投票の上位に上がらなくなった。

PC(political correctness)は重要だけど・・・これってどうなの?
なんとなく、文革の孔孟批判を思い出した。

【シリーズ関連図書】




「ポーの一族 春の夢」萩尾望都

「ポーの一族ユニコーン」萩尾望

「ポーの一族 秘密の花園」(1)萩尾望都 

「ポーの一族秘密の花園」(2)萩尾望都

【ネット上の紹介】
アランの復活を望むエドガー!新章開幕! 消息を絶ったエドガーが姿を現した2016年、ミュンヘン。火災で消えたアランの復活を強く望むエドガーの前に現れたのは・・・!?一族の異端児・バリーは「自分ならできる」というが!? バリー、アーサー、ファルカ、そして大老ポー。次々とエドガーを巻き込み導き、これまで語られてこなかったポーの一族の過去が明らかになっていく衝撃の新章開幕!!

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