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「影十手活殺帖」宮本昌孝

2019年11月11日 21時00分12秒 | 読書(歴史/時代)
「影十手活殺帖」宮本昌孝

駆込寺・東慶寺が舞台。
江戸時代、当時の女性は、自分から離婚を申し出ることが出来なかった。
例外が駆込寺。
本書は、その東慶寺が舞台。
江戸の男女の愛憎を描いた作品。

P125
駆込寺と俗称される東慶寺の離婚訴訟における最優先事項は、あくまで女人救済にあったが、離縁すなわち救済ではない。
 いちど離縁された女は、それだけで芳しからざる噂を立てられる。結果、親兄弟や縁者に迷惑が及ぶ場合も少なくないし、女自身、再婚にさいして、著しく不利になる。そういう時代であった。

【ネット上の紹介】
舞台は鎌倉の東慶寺。別名駈込寺。男に愛想の尽きた女が一目散に逃げ込んでくる。寺役人の市助と門前にある菓子屋の和三郎が協力し、駈込みの子細を辿っていくと、女の性をめぐる凄まじいドラマと巧妙な悪企みが浮かびあがってくる。和三郎は忍びの裔。影十手を躍らせ江戸の闇に挑む。痛快な時代ミステリー。
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