産経新聞連載「ひなちゃんの日常」、


「
まんがアフリカ少年が日本で育った結果」星野ルネ
予想以上におもしろかった。
読んで損はない。お薦め。
【ネット上の紹介】
Twitterの人気連載ついに書籍化!カメルーン生まれ関西育ち!笑いと涙のコミックエッセイ。日本人らしさって何ですか?ジャングルからコンクリートジャングルへ!アフリカ少年の涙と愛にまみれたドタバタ成長日記!
第1章 おもちゃ箱的日常編(未知との遭遇
外国人はアメリカ人!? ほか)
第2章 ドタバタ成長日記編(愛が生まれた日
憧れの雪の国 ほか)
第3章 故郷アフリカに帰った結果編(モニターの外にある世界
ショートカット ほか)
第4章 家族とルーツ編(アフリカ少年の日本史
家系図の迷宮 ほか)
第5章 アフリカ少年の行く末編(僕の席はありますか?
日本の大先輩 ほか)
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「羆風,飴色角と三本指」戸川幸夫/矢口高雄
「羆風」と「飴色角と三本指」の2作品が収録されている。
「羆風」に関して、戸川幸夫氏の原作が元になっている、とある。
実際は、木村盛武氏に電話で聞き取りを行って詳細を補って描かれている。
巻末・著者の言葉
P992
つまり、本編の原作である戸川幸夫氏の「羆風」も、その後著された吉村昭氏の「羆嵐」も、木村氏の調査を元にして書かれた作品である。いや、木村氏の調査がなければ生まれなかった作品とも言えるだろう。
羆が乱入してパニックになる…
あまりに凄惨なのでこの紹介ページに載せなかったがP444からの一連の描写が超リアル。
吉村昭氏の「羆嵐」でも掲載を見合わせたセリフがある。
すなわち羆が妊婦を襲うシーンの描写である。(そのセリフも、このブログには載せない)
自然描写がすばらしい
【関連作品】
「羆嵐」吉村昭
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「マタギ」矢口高雄
矢口高雄さんの代表作。
読む価値ある作品だ。
マタギの里分布は大別して次の三地域に分かれるが(後略)
阿仁マタギ 仙北マタギ 鳥海マタギ
カモシカの呼び名はあってもシカの種族にあらず偶蹄目ウシ科いわゆるウシの仲間で(後略)
間欠泉…日本では別府温泉や宮城県の鳴子・鬼首温泉などが知られている。
【おまけ】
小説でのマタギと言えば「邂逅の森」(熊谷達也)を思い出す。
「邂逅の森」熊谷達也
【ネット上の紹介】
"狩猟ブーム〟の現代にこそ読み返したい猟師の源流がここにある ―― 千松信也(猟師) 漫画家・矢口高雄氏の隠れた名作『マタギ』(1976年日本漫画家協会賞大賞受賞作)がヤマケイ文庫で復刊! 「最後の鷹匠」も収録、800頁以上、圧巻の読み応え! 舞台は、雄大な奥羽山脈の山里。 不条理とも思える大自然の〝掟〟の下、狩人であるマタギたちは、冷徹な頭脳と研ぎ澄まされた狩猟技術をもって野生動物に向かっていく。 漫画家矢口高雄の代表傑作、第5回日本漫画家協会賞大賞受賞作、待望の復刊です! 愛蔵版未収録の「最後の鷹匠」も入っています。 ●目次 野いちご落し 怜悧の果て オコゼの祈り 勢子の源五郎 アマッポ 行者返し 寒立ち 樹氷 最後の鷹匠 【 街ではジビエが流行り、田舎は獣害に苦しむ現代。狩猟の必要性が叫ばれるこの時代にこそ読み返したい狩猟の源流がここにある ―― 千松信也(猟師) 】
2019年1月30日朝日新聞、里中満智子さん『語る』3回目。
里中満智子さんのマンガ専用本棚について…
担任の先生が家庭訪問にやってきた時には、私の本棚を見て、
「お母さん、こんなものがあるからダメなんです。今すぐ全部捨てましょう」と説得しようとしたんです。
【コメント】
信念ある教師はやっかいである。
自分が正しいと信じているから、なおさらタチが悪い。
いいかげんな先生の方がまだマシ。
「アンサングシンデレラ」荒井ママレ/富野浩充
小説では「お仕事小説」というジャンルがあるが、マンガでも同様にある。
(ケースワーカーを扱った「健康で文化的な最低限度の生活」が相当する)
本書は「薬剤師」を扱っている。
過去のマンガでありそうで、なかった職種だ。
(病院というと、看護師か医師が取り上げられて、ちょっと日陰扱い?)
患者さんβブロッカー服用の可能性があります!
その観察眼は院内全体に向けられている
絶対に敵にまわしてはいけない人たちナンバー1
【感想】
話題の人気作品だけど、少し物足りなく感じた。
ヒロインの魅力アップが必要なのと、脇役が寂しい。
佐々木倫子さんの「おたんこナース」と比べると、実力が歴然とする。
(新人と佐々木倫子さんを比べて申し訳ない…今後の活躍を期待したい)
【ネット上の紹介】
深く知られていない、「薬剤師」という分野を時にユーモラスに、時にシリアスに描いていきます。
「わたし、39歳で「閉経」っていわれました 」たかはしみき
以前、「朝日新聞」で取り上げられていて、気になっていた作品。
けっこう勉強になった。
「閉経のお知らせがきてしまいました」
このエストロンゲンは加齢とともに減少していきますが、
それはエストロンゲンをうみだす、卵胞の数が減っていくからなんです
男性の精子は精巣で日々新しく作られますが、卵巣では原始卵胞が一度作られたらそれ以降新たに作られることはありません。35歳の人の卵子は35年経った細胞ということになります。
(以前、高齢出産がなぜ危険かという問いへの回答として、「染色体異常の発生率が高くなるから」と聞いた。それ以外もいろいろ複合的に影響があるようだ。今後、若くして結婚するヤンキー姉ちゃんと、なかなか結婚しないインテリ女性の二極化が進むように思う…というか、既になってる、か)
【ネット上の紹介】
30代なのに卵巣年齢50代!?閉経さんはあなたの近くに…!?「早発閉経」と診断された著者のジタバタ体当たりエッセイ。
1 降ってわいた閉経疑惑。気のせい?本当?
2 早発閉経専門クリニックに行ってみた―検査・診断編
3 早発閉経専門クリニックに行ってみた―原因・治療編
4 自力で卵巣を動かしたい!日常生活の姿勢を見直してみた
5 ポカポカな血を巡らせたい!冷え症対策その1―外から温める
6 ポカポカな血を巡らせたい!冷え症対策その2―飲み物で温める
7 ポカポカな血を巡らせたい!冷え症対策その3―食べ物で温める
8 ポカポカな血を巡らせたい!冷え症対策その4―筋トレで温める
9 ついにきた!?これって更年期症状…?
10 自律神経を整えたい!睡眠の質を上げるには?