東北東ソーのタキ2600形は、旧鐵興社、日新電化、東洋曹達工業の3社から継承した経緯から形態的にもバラエティに富んでいます。こちらは旧日新電化の若番車で、日立や富士重が幅を利かせる同社の中ではこれまた少数派の日車。日新電化の所有車は最後までドーム周りの手摺は未装備だったので、手摺は合併後近年の追加で、液出し管の干渉を避けるため手ブレーキと反対側の妻側で切れています。
(2002年2月頃 奥羽貨物支線 秋田港駅)
東北東ソーのタキ2600形は、旧鐵興社、日新電化、東洋曹達工業の3社から継承した経緯から形態的にもバラエティに富んでいます。こちらは旧日新電化の若番車で、日立や富士重が幅を利かせる同社の中ではこれまた少数派の日車。日新電化の所有車は最後までドーム周りの手摺は未装備だったので、手摺は合併後近年の追加で、液出し管の干渉を避けるため手ブレーキと反対側の妻側で切れています。
(2002年2月頃 奥羽貨物支線 秋田港駅)
タキ400/1400からタキ2600へ移行する過渡期的な存在と思われているタキ2800ですが、ライニング無し鉄肌タンク体を好む特定ユーザー向けにタキ2600と並行して昭和40年代初頭まで生産されていました。これは末期の製作だけあって、台枠にジャッキ受けが装備されるなど大分近代的になりました。鏡板の点検蓋が厚みがあるのは、この時期の三菱製の特徴です。大半はタキ2600に改造されてしまったので、私が各地を巡っている頃には希少種になっていましたが…
ところでこの車、「内面ゴムライニング」と表記されていますね。実質タキ2600だったのでしょうか?
(1999年5月4日 新潟臨海鉄道 藤寄駅)