新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

紙専貨

2010-09-12 16:55:50 | 民鉄・3セク

 紙専貨と言うと、とび色のワム80000やらワキ5000やらのパレット有蓋車を延々と連ねた列車を思い浮かべるのは、2012年の完全コンテナ化を目前とした今となっては最早古い人、でしょうね。このワキ5000もとっくに消滅し、青いワム380000すら風前の灯とは。

 パワムを連ねた紙専貨は、走る音がこれまた良いですね。2軸車のジョイント音+ドアのガタガタ音がまた・・・津軽海峡線騒音対策でドア改造される前だったら(所謂「マル防」)もっと良かったですが、そう贅沢も言っていられないので、近々岳南に行って動画で記録しておこうかな。



 この頃は岳南線内でタキ車も目にすることが出来ました。紙専貨のワムの行列にポツンと挟まった化成品タンク車も懐かしい光景です。日曹二本木から苛性カリを運んで来たタキ2600の後ろにいるタキ35000は、ラテックス仮専用で安治川口から来ていたものです。

(P:1993年11月3日 岳南鉄道 上/比奈駅にて、下/岳南原田駅にて)