新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

新専貨編成記録(10) 4380~4381レ その8

2018-09-30 22:04:12 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 信越専貨の記録もあと2つ、MMP積ISOタンクコンテナや、カラフルな日曹所有U19Aとかが出現する頃には、面白い私有貨車が激減してしまったため、ほとんど行かなくなってしまいましたが、間もなく二本木自体の貨物扱いが無くなっちゃったので、やっぱり行っとくべきだったかな?と。今回は上りの車票も記録しておらず手抜きですが、最初から読んでいけば、まあほぼ想像は付くかな?

 急行能登で夜明け前の直江津に着いてから、始発電車を待つのもじれったく、少しでも早く出発前の4380を見たくて、黒井までとぼとぼ1時間弱掛けて歩いたのも、もう15年以上前のこと。定宿だった直江津駅近くの某ビジネスホテルの窓から眺めた、駅を出てカーブして妙高の麓に向かう信越本線を見て、何時かはここの客室から4380/81を俯瞰撮影しよう、と思ったものですが、結局果たせず仕舞いでした。

2003年8月28日 4380レ@黒井

機  EF641014
1   コキ 52295
2   コキ 50401
3  コタキ   7058 東亞合成/伏木
4  コタキ165476 日本曹達/能町
5  アタキ   3744 内外輸送/中条
6   タキ   3732 JOT/名古屋南港
7   タキ   3728 JOT/郡山
8  アタキ   3730 内外輸送/中条
9  アタキ   3758 内外輸送/中条
10  コキ 53351
11  コキ104₋2683
12  コキ104₋1685
13 コタキ 47781 電気化学工業/青海
14 コタキ 47785 日本曹達/二本木
15  タキ 22906 日本曹達/二本木
16 コタキ 23633 JOT/郡山
17  タキ 22917 日本曹達/二本木
18  タキ 22925 日本曹達/二本木
19  タキ 22916 日本曹達/二本木
20  タキ 22905 日本曹達/二本木

同日 4381レ@二本木

機  EF641014
1   タキ 22907 日本曹達/二本木 二本木→千鳥町 返空
2   タキ 22924 日本曹達/二本木 二本木→千鳥町 返空
3   タキ 22908 日本曹達/二本木 二本木→千鳥町 返空
4   コキ106-414         二本木→広島タ
5   コキ104-1293         二本木→南長岡
6   コキ 51738           二本木→南長岡

 まあ当時は色々贅沢を言っていましたが、21世紀に入って、現車20輌の化成品主体のこれぞ新専貨という編成が堪能できただけでも有難いことでした。末期の3363なんて鵜殿紙コキに申し訳程度のタンク車が入る程度だったし。


新専貨編成記録(9) 4380~4381レ その7

2018-09-20 21:00:30 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 信越専貨、鉄道利用では不便な場所なのに、我ながら良く通ったものですね…

2003年3月29日 4380レ@黒井

機  EF64 1009
1. コタキ  47785 日本曹達/二本木   二本木→新井 カセイカリ
2. アタキ    3702 ダイセル化学/新井  安治川口→新井 無水酢酸
3. コタキ  95475 日本曹達/能町    能町→新井 液化塩素
4.  タキ    3728 JOT/郡山(臨新井)   中条→新井 酢酸
5.  タキ    3761 ダイセル化学/新井  中条→新井 酢酸
6.  タキ  11250 NRS/越中島貨物   椎津→新井 アセトアルデヒド
7.  コキ  50220 (空車)         南長岡→二本木
8.  コキ104-2239 (空車)        福岡タ→二本木、北九州タ
9.  コキ104₋848 (UT11C-5042,52,39) 大竹→二本木
10  コタキ    5122 日本硫炭/安治川口   安治川口→二本木 返空
11  コタキ  47787 日本曹達/二本木    二本木→新潟タ→二本木(検)
12  コタキ    7771 日本曹達/二本木    二本木→新潟タ→二本木(検)
13  コタキ  23628 JOT/郡山(臨根岸)    根岸→二本木 溶融硫黄
14   タキ  22916 日本曹達/二本木    千鳥町→二本木 青化ソーダ
15  コタキ  26000 JOT/郡山        千鳥町?→二本木 青化ソーダ?
16   タキ  22926 日本曹達/二本木    千鳥町?→二本木 青化ソーダ?
17  コタキ  26005 JOT/郡山        千鳥町?→二本木 青化ソーダ?

同日 4381レ@二本木

機  EF64 1009
1. コタキ  32640 関東電化工業/渋川    二本木→渋川 返空
2.  タキ  23651 JOT/郡山(臨根岸)     二本木→根岸 返空
3.  タキ  22918 日本曹達/二本木     二本木→千鳥町 返空
4.  タキ  22908 日本曹達/二本木     二本木→千鳥町 返空
5. コタキ125497 JOT/名古屋南港(臨能町)二本木→能町 返空
6.  コキ104-184 (UT11C-5051,45,47)  二本木→広島タ
7.  コキ104-1131(UT11C-5064,58,32) 二本木→福岡タ
8.  コキ  52670              二本木→南長岡

本日の珍客は関東電化のタキ2600かな? 普段あまり見なかったので、これもスポット的な運用でしょうか。日曹二本木工場が豊富な水力電源を背景にした電解ソーダ工場、と言う中途半端な固定観念で見ていると、酒田港や青海、能町などからの苛性ソーダや塩酸、液化塩素等の到着が多いのが不思議に思えるかもしれません。編成調査で車票調査を重ねるうち、実際にはこの工場での電解事業は大半が臨海立地の工場に移転し、カセイカリなどを小規模に生産しているのみと見えてきます。

余談ですが、他の例だと、ホキ5900を使用した西大垣のカーバイド輸送とかかなり曲者です。一見すると、専用線を持っている会社が酢酸や酢ビモノマーの原料として使うのでは?と思われがちなのですが...


新専貨編成記録(8) 4380~4381レ その6

2018-09-10 21:41:42 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 今回も上りだけです。しかも後ろの方は調査不完全…

2003年2月1日 4380レ@黒井

機  EF641045
1. コタキ  10703 日産化学工業/速星 速星→新井 乙硝
2.  タキ    3728 JOT/郡山(臨新井)  中条→新井 酢酸
3.  タキ  11252 NRS/越中島貨物  椎津→新井 アセトアルデヒド
4. コタキ165477 日本曹達/能町    能町→新井 液化塩素
5.  タキ  18702 ダイセル化学/新井  安治川口→新井 氷酢酸
6.  タキ    3774 ダイセル化学/新井  安治川口→新井 氷酢酸
7.  コキ  50667            南長岡→二本木
8.  コキ104-947           福岡タ→二本木→北九州タ
9.  コキ104-16           大竹→二本木
10  コタキ  57768 日本曹達/二本木   昭和町→二本木 返空
11  コタキ  57769 日本曹達/二本木   東港→二本木 返空
12  コタキ  57765 日本曹達/二本木   昭和町→二本木 返空
13   タキ  10120 日本硫炭/安治川口  安治川口→二本木?
14  コタキ  23630 JOT/郡山(臨根岸)   根岸→二本木?
15   タキ  22906 日本曹達/二本木   千鳥町→二本木?
16  コタキ  26004 JOT/郡山       千鳥町→二本木?
17  コタキ  26002 JOT/郡山       千鳥町→二本木?
18   タキ  22916 日本曹達/二本木   千鳥町→二本木?

常連中心の中にも少しずつ変化があるから目が離せない列車でした。昭和町(東港)へのカセイカリ3輌はあまり見かけない輸送ですが、スポット輸送かな?


新専貨編成記録(7) 4380~4381レ その5

2018-09-02 22:53:38 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 4380/81まだまだ行きます? 1号車のタキ8700が珍客です。

2002年3月30日 4380レ@黒井

機  EF641010
1.   タキ  8701 ダイセル化学/新井   大竹→新井 プロピオン酸
2.  アタキ  3708 ダイセル化学/新井   安治川口→新井 氷酢酸
3.  アタキ  3710 ダイセル化学/新井   安治川口→新井 氷酢酸
4.  アタキ  3703 ダイセル化学/新井   安治川口→新井 無水酢酸
5.  アタキ  3729 内外輸送/中条     中条→新井 酢酸
6.   タキ  3723 内外輸送/中条     中条→新井 酢酸
7.  コタキ145459 東北東ソー/酒田港   酒田港→新井 液化塩素
8.  コタキ  23632 JOT/郡山(臨根岸)    根岸→二本木 溶融硫黄
9.   タキ  11802 JOT/郡山        千鳥町→二本木 青化ソーダ
10    タキ  22913 日本曹達/二本木    千鳥町→二本木 青化ソーダ
11    タキ  11803 JOT/郡山        千鳥町→二本木 青化ソーダ
12    タキ  22915 日本曹達/二本木    千鳥町→二本木 青化ソーダ
13   コタキ    5129 日本硫炭/安治川口   安治川口→二本木 返空

前方の酢酸アタキ×4も壮観ですが、青化ソーダもタキ11800と22900が交互に入るのも面白いですね。日曹タキ22900の常備駅、一時は倉敷タに書き換えられていましたが、青化ソーダの調達先が千鳥町の旭化成に変更となったため、いつの間にか戻っていましたね。青化タキ、過渡期には新潟臨海鉄道の藤寄発着もありましたね。

同日 4381レ@新井

機  EF641010
1.   タキ  3754 クラレ/中条      新井→中条 返空
2.  アタキ  3758 内外輸送/中条     新井→中条 返空
3.   タキ  3763 ダイセル化学/新井   新井→中条 返空
4.  コタキ  18701 ダイセル化学/新井   新井→安治川口 返空
5.  アタキ  3717 ダイセル化学/新井   新井→安治川口 返空
6.   タキ  3774 ダイセル化学/新井   新井→安治川口 返空
7.   タキ  3775 ダイセル化学/新井   新井→安治川口 返空
8.  コタキ  85496 日本曹達/能町     二本木→能町 返空
9.  コタキ  32660 日本曹達/二本木    二本木→新井 カセイカリ

末尾のコタキ32660以外は全部空車、しかも唯一の積車も隣の駅までしか運賃は貰えない(貨車自体は一度黒井まで行きますが)とあって、JR貨物としては頭が痛くなりそうな内容ですね。旅客と違って、同じ性状の貨物がそのまま同一ルートで戻ってくることはまず無い貨物輸送の宿命でもありますが。あと、二本木、新井共に濃硫酸積みタンク車の発着があったはずですが、不思議とこの列車に硫酸タンク車が連結されているところをほとんど見たことが無いので、発着日は平日限定だったのでしょうか?


新専貨編成記録(6) 4380~4381レ その4

2018-09-01 00:34:34 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 引き続き信越専貨、もう少し古い時代のメモもあった気がするのですが、どこにやったかな…

2002/3/29 4380レ@黒井

機  EF64 1042
1  コキ  52252            黒井→新井/黒井   
2  コキ  51365            黒井→新井/黒井
3 コタキ  95476 日本曹達/能町    能町→新井 液化塩素
4 コタキ  18703 ダイセル化学/新井  安治川口→新井 氷酢酸
5 コタキ    7277 内外輸送/中条    太郎代→新井 メタノール
6  タキ  11251 NRS/越中島貨物    椎津→新井 アセトアルデヒド
7 コタキ  26005 JOT/郡山        千鳥町→二本木 青化ソーダ
8  タキ  22923 日本曹達/二本木   千鳥町→二本木 青化ソーダ
9  タキ  22911 日本曹達/二本木   千鳥町→二本木 青化ソーダ
10   タキ  22917 日本曹達/二本木   千鳥町→二本木 青化ソーダ
11  コタキ    5131 日本硫炭/安治川口  安治川口→二本木 返空
12  コタキ    5130 日本硫炭/安治川口  安治川口→二本木 返空

返しを記録していませんが、この時は走りを撮りに沿線に先回りしたからだったかな?