新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

正気か?

2019-03-10 17:04:36 | Weblog

 今月末で北の最後の運炭鉄道が消えると思ったら、今度は何やら、北海道新幹線の高速化のため、青函トンネルを新幹線専用化して、貨物を海上輸送に転換する案が再浮上しているみたいですね。一日10往復ほどの新幹線の所要時間を十数分縮めるために(そこまでしても飛行機より速くなる訳では無い。東北、北海道新幹線全てをリニアにしても無理。)、1日25往復の貨物列車に4-5時間の所要時間増大を強いることは果たして合理的判断なのでしょうか。まあ一つの「検討事案」に終わるとは思いますが...

貨物会社サイドから見た海上輸送化のメリットと言うと、危険品の通過制限が緩和される程度でしょうね。新専貨が消滅した今となっては、北海道曹達や苫小牧ケミカルのタンク車がまた本州で見れる、とはなりませんけど。