新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

酒田港オールスターズ(その9) タキ12801

2012-07-26 00:16:43 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 樹木や車止めや手前のタム5000などが邪魔で少々見苦しいですが(まあそんなのばかりですが…)タキ2991のすぐ隣で眠りに就いていた、もう一輛のタキ2800形です。ちょっと私有貨車の形態分類に興味を持った方なら、一目見るだけで、昭和20年代の造機車輛(当時は運輸機材)製と即答できる事でしょう。小さな受台にやたら大きい締金留め金具、余白の大きい額縁状の運転関係、検査関係標記板、あとドームが小振りなのもこのメーカーの特徴です。近年のファンなら、新崎の名物だった三菱瓦斯化学のタム3706がこのメーカーの典型例としてお馴染みですね。

(1998年7月 羽越貨物支線 酒田港駅)