六価クロムの話題に関連してタキ30100形の写真を探してたついでに目に留まったのがこれ、極普通のタキ7900形...なんですが、臨時専用種別と第三者使用の札が刺さっています。他の専用種別のタンク車をラテックス仮専用として使っているのは良く見たことがありますが(普通は凍結防止のためキセ付のタンク車が指定されることが多かったですが、安治川口→岳南原田とか、新茂原→浪速とか温暖な地域限定では、裸タンク体のタキ8000やタキ35000とか使っていました)、逆にラテックス専用車を他の用途に転用した例って少ない様な気がします。
さて、何を積んでいたのでしょうか…15倍ルーペでポジを見ると、「コンクリート混和剤」と書いてあるのまでは読めましたが、臨時常備駅と借受者までは読めませんでした。
ふと、同時期に同じ越中島貨物で「コンクリート混和剤」を運んできた奴がいなかったっけ? と探してみると、タキ8000形ホルマリン専用車にありました。こちらは辛うじて「臨時常備駅 倉敷貨物タ 借受者 日本ゼオン(株)」と読めました。冒頭のタキ7900も多分同じだと思いますがさて... 日本ゼオンはラテックスのメーカーとして大手なので、ラテックス専用車を使うのも何となく納得できますが。
しかし、コンクリート混和剤、と一括りにされますが、日本ゼオンと花王と日産化学と藤沢薬品とでは指すものが全く別物なんですよね。