意外にも東ソー系のタキ5000形では唯一の東洋曹達工業よりの生え抜きがこの5046、これ又意外にも同形式唯一の日立製です。こちらは塩酸タンク車ではお約束的なフランジトップのドーム、受台も押え金式になって5002よりすっきりした印象になりました。台枠緩衝長がほとんど無いのが如何にも効率重視な高度成長期の製作であることを象徴しているようです。
末期の運用は他のタキ5000、5050と同様、中条や二本木向けに合成塩酸を運んでいました。呉羽勿来亡き後、関東で塩酸タキを見る機会はほとんど無くなったので、日本海側に出掛けた時のお楽しみでした。
(2002年2月4日 信越貨物支線 新潟貨物(タ)駅)