新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

或る日の勿来駅(1)

2009-09-22 18:28:45 | 東北線/常磐線

 私がこの世界に足を踏み入れたころ、既に化成品私有貨車のコンテナ化という話は何となく聞いていましたが、この勿来を始め、二本木や新井、中条など専用線荷役が活発な拠点までリストラの対象になるとは夢にも思わず…特に二本木など、廃止直前までISOコンテナによる新規輸送など活発な動きがあったのに、無くなる時は呆気無いものです。

 おっと、EF81がタンク車を牽いてやってきました。「星ガマ」もEF510への置き換え決定でもうすぐお別れですね…

今度は呉羽化学の工場からスイッチャーがタンク車を牽いて出場してきました。

今では稀少となったロッド式です。ステップに作業員を乗せてやってきました。

側線でJRに引き渡す貨車を解放。

キャブが大きく少し頭でっかちな印象です。

大手企業らしく?立派な社章プレートと切り抜きナンバー、そしてやはり地元日立の製造銘板。これが入線する前の昔、この専用線に国鉄D51の牽く列車が誤進入、工場内に留置されていた呉羽のA8?に衝突して大破する事故があり、その代償として国鉄から廃車予定のB6をもらったそうで。

(P:2000年8月30日 常磐線 勿来駅にて)