帰宅して道新夕刊を見て目を疑いました。
長野五輪をはじめ日本ジャンプ陣の黄金期を監督として築き上げた名将、北野建設スキー部の
小野学監督が3日亡くなられていたそうです。
[五輪ジャンプ監督の小野学氏死去 長野冬季の金に貢献(07/05 11:30)]
[道新紙面jpg]
道新をはじめ各記事では「呼吸器不全」と書かれていましたが、富山県スキー連盟ブログに
よればどうも肺ガン、読売新聞の紙面には胃ガンと書かれてたそうです。
それで思い返してみれば五輪前後に見た小野さんがかなり年を食ったように見えて
「あれ、小野さんってこんな老け込むような歳だったっけ?」何かおかしいと思ってたのですが、
ガン治療で抗ガン剤の影響だったのかも知れません…
小野さんと言えば長野五輪の日本代表のヘッドコーチとしても有名ですが、彼は
92年から日本チームを率いて(もちろんそれまでのコーチ業もあったけど)理論的かつ
柔軟で的確な、例えば選手のタイプに合わせた指導法を取るなど…
って小野さんがやってきたことを書いていったらキリがないので(彼の著書「ジャパンマジック」
がある方はそれを読んでみればわかるかも。もう古本屋とかでしかなかなか手に入りませんが)
ともかくいろいろやって80年代中盤以降の腐敗した日本チームを荒療治から始めてそこから
世界最強だった日本チームを作り上げた手腕は名将に他ならないものなわけですよ。
V字ジャンプ導入を上層部に進言したのも小野さんでした。
だから僕としてもずっと、ナショナルチームはやっぱ小野さんに任せて欲しかったって
思うほどだったですからね…
解説者としても的確でわかりやすい解説をしてくれました。
バンクーバー五輪でも解説を任されていましたよね。いい解説してましたよ。
その頃にやっていた「アインシュタインの眼」でアマンが特集されたときも解説してたっけなぁ…
まだ59歳、早すぎますよ、まだ死ぬ歳じゃないですよ。
今はご冥福をお祈りするだけです、合掌──
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます