Do be Ambitious! 日記館

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四国R-14最終夜を見て思ったこと。

2007年08月02日 | CUE・どうでしょう
まいどおばんでした、野々村です。

今日はひどい雨でしたよ。
おかげで行く予定だったブックオフに行けませんでした(^^;
明日は行くぞ~
あ、この後ネタバレになるので、四国R-14を見ていない人はここらで引き返すことを
お勧めします。だってこれは知らないで見た方が面白いに決まってるもの。
だけど見る予定がないとかそれでもいいという方は読んでもいいですがw(ぉぃぉぃ










昨日どうでしょうの派生ドラマといったらいいのかな?
四国八十八ヶ所2のあの天皇寺高照院での「怪奇現象」を元にしたドラマ
「四国R-14」の最終夜でした。
いやはや、「あまりに怖くて回を重ねるごとに視聴率が下がった」といわれてたので
本当に最後まで見れるかな……っと思ったものですが…
無用でした。僕は脚本が嬉野先生だって事をすっかり忘れていたのです。

確かに中盤は怖かった。
怖くて何度か逃げそうになった、だけど最後まで見てやるって意地で乗り越えた、
だってどうでしょうなんだもん。

だけど最後は泣けたね、本当。
大泉さんが扮する大沼はあの怪奇現象の後、次の寺に向かう途中で死んでしまった。
どうでしょう本第2号の「四国快晴」のなかで嬉野先生が書いていた
「脚本の中で大泉くんを殺したことがある」というのはこのことだった…
だけど助かった藤木(藤村:森崎博之)と上島(嬉野:音尾琢真)両Dに会いに来て
くれた・・そこで大沼が上島に語ったセリフ。

上島さんは、その先のことを、もう知っているんだよね…。

そのあと俺がどうなったのか……思い出してくれたんだよね。

どう?おもしろくなってきたでしょ?

もっともっとおもしろくできるよ。

もっともっと…おもしろくしてあげられるよ。

だからさ、上島さん、みんなでまた、一緒に旅に出ましょうよ。


この言葉でグッと来ちゃったんですよ。
いつだってこの3人はミスターを先頭に旅をしていた、そしてミスターを除くこの3人は
これまで3度、四国を回った。
ミスターがいなくてもどうでしょうの中でこの3人はずっと一緒だった。
そしてそれに続く嬉野先生のメッセージ・・

ぼくの奥さんが、こんなことを言いました。

「霊はね…
 会いたがってる人がいるから
 会いにくるの…」

それを聞いて、ぼくは――
  幽霊とか怖くなくなりました。

だって大泉くんが本当に死んじゃって
会いに来てくれたら
うれしいに決まってるもの。

そんなことを思いながら、
ぼくは この物語を書いていました。
           嬉野雅道


そうですよ・・僕だって大切な人が死んじゃったとして、その人が僕に会いに
来てくれたら凄くうれしい。
それを考えたら、幽霊なんて怖いものじゃなくなるんですよね。
僕は元々幽霊は怖いものというより神秘的なものと捉えているのですが、
それともまた違う、人の「想い」「心」そのもののような、そんな感じでしょうかね。
よく手紙には人の想いがこもるって言うでしょう?
それと似たようなものなんじゃないかな?うまく説明できないけど。
死んじゃったら残される側も寂しいけど死んだ側もきっと寂しい。
だから死んだ後も残された大切な人に会いたいと思ってる。だから会いに行く。
それが霊っていうものなのかも知れない。
公式のウラの最終夜の裏話にもこう書いてあったんですよ。

「それに、うちのカミさんも言ってたけどさぁ、幽霊ってのは、どうしても何か
言いたかったり、どうしても誰かと会いたかったりするから出てくるんだってさ。
死んだら、みんな、いつかはその人のこと忘れるでしょ?でも忘れてほしくないわけ。
あんただって、娘さんたちがあんたのこと忘れたら、悲しいでしょ。」

「そりゃそうだ。そしたらおれ、絶対化けて出てやるもの。」

「だから、もし何か出たとしても、きっとその人は、あなたに思い出してほしいのさ。
大事な人を忘れてないかい?って・・・」

「なるほどねぇ。そう考えれば、恐くないなぁ。」

まぁ、そうは言っても、当の嬉野くんも、私も相変わらずの「怖がり」ではあるけれど、
今回の撮影にしても、そんな考え方がぼくらの間にはしっかりとあったので、
会う人、会う人に「大丈夫?お祓いした?」と言われようが、「ぼくらのやろうとしてる
ドラマは、そういうのとは違う。」と強い信念がございました。


つまりそういうことなんですね。

けっこう普通に「ホラードラマ」に括りつけされやすい感じですけど、最後までこの
ドラマを見ていたら、そうではないことに気付きました。
これは藤村忠寿と嬉野雅道、そして大泉洋の絆が描かれたそんなドラマなんでしょうね。
え、ミスターは?って思われる方もいるでしょうけどミスターは彼らを牽引する役。
言葉少なながら3人を牽引してきた。
そして牽引車を失ったとき、牽引される側は自ずと結束しようとする。
まなびがいない生徒会でみかんと芽生の間で絆が生まれたように。

もし今後新作で四国を回ることがあった場合には、またこの3人だけになるのでは
ないか、と思うんです。
だって、何かそこにはミスターが入り込んではいけない何かがある気がするんです。
だから思います、もしどうでしょうの公式で旅に出る話になったときに「実は今回は
ミスターは参加しません」なんてことがあったら、それは間違いなく四国でしょう。
僕が思うに、あの3人にとって四国は、特別な場所なのではないか、と。

そう言えば、大沼が金剛院で言ってた「女性」、その複線が最後まで回収されていない
と気づき「あれ?」って思ったんです。
でもそれもこのページを見たら一瞬で解決しました。

大沼が最後に語った「もっともっとおもしろくしてあげられるよ」。
あれも大沼が画を盛り上げるために言った「イタズラ」と考えればすべてつじつまが
会うんですよね、そこに書いてあるように。
だからそれ以降大沼は女性のことを語らなかった。
つまりそう言うことだったんですね。
大泉洋の使命は、その場その場で画を盛り上げることですから。

あと一つ言えるのは、この物語は、本当嬉野先生らしい話だったと思います。
その証拠に、全て見終わったとき、何だか独特の心地よさがあったんです。
これは先の「四国快晴」など、嬉野先生が書いた文章を読み終わったときにもよく
感じられたものでしたから。

本当、最後まで見てよかった――

何か脈絡のない終わり方になっちゃうけどここで終わりにします。
ところでこのR-14に関してどうでしょうの公式のウラに書かれた当時の裏話から
個人的これと思ったのをリンク貼っておこうと思います。
[11月29日放送 「四国R-14」第一夜]
[12月6日放送  「四国R-14」 第2夜]
[ちょっと不思議なこと]
[12月13日放送 「四国R―14」 第3夜]
[12月20日放送 「四国R-14」最終夜]
[たくさんのご意見をいただいて。]

それと公式じゃないですがもう一つ。
[祝☆「四国R-14」最終夜 終了記念 リカ☆彡的ストーリー考察]
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7 コメント

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トラバありがとうございました (すこやか)
2007-08-03 09:04:53
トラックバックありがとうございました。
四国R-14は…考えましたね…。
確かに怖くみせる場所をふんだんにだしていましたが…
公式HPの裏話を見てると確かに最後まで見てよかったと思いました。

私も最後はなきましたね…
TBありがとうございました (ふゆ。)
2007-08-03 16:10:20
トラックバックありがとうございました。
四国R-14のおかげで、水曜どうでしょうがそれまで以上に好きになったように思います。
あの人達の想いの深さを知ったからかもしれません。
 
Unknown (青波)
2007-08-03 19:58:17
四国R-14は昨年見ましたね。
怖い場所も多々ありましたが全話見終えてから感慨深いものがありました。

四国R-14 (たつき)
2007-08-03 20:29:33
私の場合は、最初の方の恐ろしさに惑わされ、
そこまで深く作品を見ることが出来ませんでした。
また今度見たときは、野々村さんの様に作品を読み解きたいです。

ちなみに今、福島では原付東日本が放送されていて、
先々週は「あの」名場面が放送されましたよw

・・ただ、録画を失敗してたのは痛かったです。
レスです (野々村@管理人)
2007-08-05 02:13:22
>すこやかさん
初めまして、TBさせていただきました(^^
あの怖い演出は藤村Dの意向だったのでしょうね。
嬉野先生の考えてた内容はもっと確かに人間の絆とかそういった
ものに重きを置いたようなものだったのかも知れません。
僕も本当最後まで見て良かったと思いましたよ。

>ふゆ。さん
僕もこれまで以上にどうでしょうが、というよりどうでしょう班の
うちあの3人がこれまで以上に好きになりましたよ。
それと森崎さんと音尾さんも!

>青波さん
本当そうですよね。

>たつきさん
今度見たときにはしっかり最後まで見てくださいね。
ウィリー面白いですよねぇw
あれは何度見ても笑えますw
来週……北海道に行きます。 (冷泉鷹章@越中(元・加賀)藩士)
2008-10-16 22:30:00
もっと言うと22日。富山空港から札幌に行きます。
何故、この日を旅の始まりの日に選んだか……勿論、答えは一つ。
「Last Run ハノイ→ホーチミン 原付ベトナム縦断1800㎞」
この最終夜を、最も早く放送される地であり、
何より「水曜どうでしょうのお膝元」北海道札幌で見たいからです。

(勿論、この旅で「HTBと平岸高台公園」も巡礼しますよ。)

ところでこの文を読んで思ったのですが、この「原付ベトナム縦断1800㎞」最終夜。
「ノボテルガーデン・プラザ・ホテル」に着いて間もなく、
人目も憚らず泣きじゃくっていた藤村忠寿氏の姿を
この時、嬉野さんは予想していたのではないか……。
そう思えてなりません。

藤木D(藤村D)は「真相」を知らないまま結末を迎えたのは、
きっとその為だったのではないかとね。

そう思うと、嬉野Dの鋭い洞察力ととても優しい人柄に改めて敬意を表せねばならないなと思います。
>冷泉鷹章さん (野々村@管理人)
2008-10-17 23:13:01
おお、おいでませ北海道へ!
なるほど、やはり最速でベトナム最終夜は見たいんですね(^^
楽しんでくださいね~

確かに嬉野Dなら予想していてもおかしくはないでしょう。

それと、本当彼の洞察力や人柄には敬意を表したいですね。

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