武本比登志ポルトガルスケッチ&油彩

ポルトガル在住絵描きのポルトガル淡彩スケッチ日記と油彩

3141. エルヴァスの家並

2023-07-28 14:45:28 | ポルトガル淡彩スケッチ

2023年7月28日(金曜日)晴れ時々曇りのち快晴。31℃~17℃。降水確率0%。湿度86%(7:49)45%(14:41)。紫外線量9。北西の微風。6:50朝日を拝む。

 

『昨夜の映画』は

レッド・スパロー』(Red Sparrow)2018年。アメリカのスパイ映画。140分。監督:フランシス・ローレンス。類稀な才能と美貌を備えたロシアのバレリーナ、ドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、演技中のパフォーマンスパートナーとの事故により左足を骨折し、バレリーナとしての道を断念する。手術を終えて退院した彼女のもとに叔父のワーニャ(マティアス・スーナールツ)が現れる。彼はドミニカに「長くて半年だぞ」と、国家支援の中で生活する彼女とその母の身を案じる言葉を投げかけ、3ヶ月前に起きた彼女の骨折事故の真実を知らせる。ドミニカは真実を確かめるために劇場へ足を運び、見てはいけない裏切りを目撃する。怒りに我を忘れたドミニカは二人の裏切り者を叩きのめすが、政府に勤める叔父の力添えにより罪を免れる。ドミニカにバレリーナとは別の才能を見出した叔父は、彼女を暗殺事件に巻き込んで逃れられない状況に追い詰めた上で、彼女に“スパロー”(スパイ)としての道を教える。国に仕えるか殺されるかの二択を迫られたドミニカは、母を想いスパローへの道を選ぶ。 ドミニカが選んだスパローとしての道のりは険しく、国家に仕える娼婦となるための訓練内容は、彼女の羞恥心やプライドを脅かす。それでもドミニカは、母に言われた「相手に全てを売ってはならない」というアドバイスを忘れず、上官の命令に対し反抗的な態度を見せながらも、他の訓練生とは異なる形で才能を見せつけていく。やがて上層部における叔父の存在もあって、彼女は政府に認められスパローとしてデビューする。 カテリーナという新しいIDを与えられ、スパイ活動を開始した彼女は、アメリカ人のCIA諜報員であるネイト・ナッシュ(ジョエル・エドガートン)を標的とする。ナッシュはカテリーナ(ドミニカ)がロシア側のスパイであることを突き止めるが、彼女は逆に自分がナッシュのために二重スパイとして働くことを提案する。(Wikipediaより)

武本比登志油彩No.900.

レッド・スパローねたばれ』ロシア・モスクワにあるボリジョイバレエ団のトッププリマであるドミニカ・エゴロア(ジェニファー・ローレンス)はある晩の公演中に足を捻って骨折する大怪我を負ってしまう。手術を受けたものの以前のように踊る事が難しくなり、バレリーナとしての道を断念せざるを得なくなったドミニカだったが、認知症の母親の介護をしながら活動していたため、これまでの裕福な生活を手放す現実も重なり精神的にも追い詰められていた。そんな時、ドミニカの元に叔父でありロシア情報庁の幹部でもあるワーニャ・エゴロフ(マティアス・スーナールツ)が訪れてくる。訪問してきたワーニャから渡されたレコーダーには、同じボリジョイバレエ団のメンバーがトッププリマへと上がるため、ドミニカに怪我をさせるための工作を仕組む打合せの会話が記録されていた。怒りと悲しみに打ちひしがれたドミニカは感情の赴くまま元パートナーであるコンスタンティン(セルゲイ・ポルーニン)の元へ向かうと、そこでコンスタンティンと新たなパートナーである女性が愛し合ってる様子を目撃する。現場を見たドミニカは全てを察し、我を忘れて持っていた松葉づえで2人を殴り殺してしまうのだったバレリーナとしての仕事を失い、母の介護の問題も抱えていたドミニカは仕方なく叔父・ワーニャを頼る事にした。会って話すと、ワーニャはロシア情報庁としてドミニカに一つの任務を依頼してくる。ロシア政府高官のウスチノフ(クリストフ・コンラート)を誘惑し、その隙にウスチノフが持っているスマホをすり替えるという隠密作戦であった。身の安全は保障するというワーニャの言葉を信じて任務に務めるドミニカだったが、いざウスチノフをホテルの部屋へ誘いこむと、いきなり暴行されてしまう。犯されている最中、ロシア情報庁から仕向けられ現れた殺し屋によってウスチノフは絞殺される。混乱しながらも殺し屋と一緒に現場から逃げるドミニカだったが、連れていかれた先の建物で待っていたのは叔父・ワーニャだった。暴行された事を突きつけるドミニカの言葉をよそに、ワーニャはドミニカに選択を迫る。暗殺の秘密を知る者として身の危険を抱えたままここから去るか、スパイとして訓練を受けて自分達の組織に協力するか。不条理な選択肢ではあったものの、母の事もあるため、ドミニカはスパイとして生きる道を選び、技術を学ぶためスパイ養成所へ行く事となる。養成所では監察官(シャーロット・ランプリング)の監督、指導の下、スパイを志す若者たちが厳しい訓練を受けていた。相手の懐に入って情報を引き出すための性的な技術や心理テクニックなどを叩き込まれたドミニカは優秀な成績を修め、天性の才能もあり訓練生の中でも飛びぬけて人心掌握術長けていたのであった。養成所でのドミニカの様子を見ていたコルチノイ将軍(ジェレミー・アイアンズ)はその才能に期待しドミニカをスパイとして採用、初の任務としてブダペストへ送り込む事が決定する。その後、ブダペストに到着したドミニカは、現地のスポーツジムでアメリカCIAエージェント・ネイト・ナッシュ(ジョエル・エドガートン)と接触し、ロシア情報庁内に潜む内通者・モグラの正体を聞き出すため親密な関係を作れるよう演出してゆく。ところがネイトもその道のプロであったため、ドミニカのスポーツジム会員証を盗み、ロシア情報庁幹部・ワーニャの姪である事を突き止めていた。ドミニカが仕掛けてくる罠を警戒しつつ、ロシアの機密事項の情報を引き出すチャンスとしてネイトはあえてドミニカと距離を縮めていくのであった。その後、ドミニカとネイトは互いの素性や諜報活動を分かった上で親密さを深めていく。仕事上、警戒するべきはずの間柄であったにも関わらず惹かれ合う2人は、微妙な距離を保ちながら不思議な関係を継続させるのだった。やがてドミニカは所属するロシア情報庁は早くネイトから情報を聞き出すようにせかされるように。叔父・ワーニャも出張ついでにブダペストにあるドミニカの家に立ち寄り、報告を求めてきた。その場をやり過ごして時間を稼ぐため、ドミニカはルームメイトで同じスパイでもあるマルタ(テクラ・ルーテン)がつかもうとしている貴重な情報について伝えると、ワーニャはとりあえず納得した表情で帰って行くのだった。しかし、その会話を聞いていたマルタは自分の手柄が横取りされると激昂し、ドミニカに銃を向けて威嚇する。ドミニカは横取りする気などないという意思を伝え、マルタにもこちらの手綱を握らせて安心させるために、自分の弱みでもあるウスチノフ暗殺の秘密を打ち明けてマルタをなだめるのであった。ある夜、ドミニカが仕事を終えていつものように帰宅すると、拷問を受けたマルタが浴室で死んでいた。マルタはドミニカから聞いたウスチノフ暗殺の秘密を外部に売ろうとしていたため、ウスチノフを暗殺したあの殺し屋が差し向けられ、ドミニカへの警告も兼ね口封じのために殺害されたのだった。マルタの任務を引き継いだドミニカだったが、それがアメリカ上院議員に関係する内容であったためネイトに便宜を謀ってしまう。その事がロシア情報庁にばれてしまい、組織への背信行為であると判断されたドミニカはロシアへの帰国を命じられる。帰国後、すぐさま拷問にかけられるも一切口を割らなかったドミニカは、「拷問に耐えた自分ならさらにネイトの信用を得られる」と叔父・ワーニャを説得し、再びブダペストでの任務へと戻る事となった。ブダペストへ戻ってきたドミニカはネイトと再会し、母親と共にアメリカへ亡命したい意思を伝え、愛情、恩義、不安など様々な感情が入り混じるドミニカはネイトと身体を重ねるのだった。翌日、目を覚ましたドミニカがリビングに向かうと、あの殺し屋によって椅子に縛り付けられたネイトの姿があった。殺し屋はネイトに皮をはぐ拷問をし、内通者・モグラの正体を吐かせようと問い詰める。殺し屋と共に拷問をするフリをしていたドミニカだったが、隙を見て殺し屋を殴り、ネイトを拘束している紐を切り解放した。殺し屋が体勢を立て直して襲いかかってくるも、なんとか2人がかりで殺害する。その後、体中を切りつけられて血まみれの2人は病院に運ばれた。病院で治療を受けていたドミニカの元にコルチノイ将軍が訪れてきた。コルチノイ将軍はゆっくり語り始め、実は自分こそが内通者・モグラであるとドミニカに告げる。母国ロシアの現状を憂い、良い方向へ向かわせるため内通者として暗躍してきたコルチノイ将軍はその後継者を探していた。そんな中、スパイ養成所でドミニカに巡り合い、その才能と境遇を見て自分の任務を引き継ぐに相応しいと判断し、次の内通者・モグラとして引き継いでくれないかと持ちかけて来たのだった。コルチノイ将軍はドミニカに自分自身を内通者・モグラとしてロシア情報庁へ報告させ、手柄を与え立場を良くした上で内通者の存在を消した状況で引き継いでもらおうと考えていた。ところがドミニカは内通者の本当の正体を告発せず、自分を今の状況にまで追い詰めて来た叔父・ワーニャを内通者・モグラとして仕立て上げる事で現状を打破しようとしていた。後日、ドミニカはロシア情報庁のトップ・ザハロフ参謀(キアラン・ハインズ)と直接のやり取りで内通者の名前を報告。その後、ロシアとアメリカの2国間で内通者とドミニカの交換の場が儲けられ、飛行場に到着したそれぞれの陣営が見守る中、ドミニカとワーニャの人身交換が行われる事に。交換現場に来ていたネイトはドミニカが自分を裏切って内通者であるコルチノイ将軍を売ったと思っていたため、内通者として現れたワーニャを見て驚きを隠せなかった。ドミニカはスパイ養成所で学んだ偽装工作を駆使し、CIAから入金のあったワーニャ名義のウィーン口座の存在、ネイトが飲んだグラスがワーニャの自宅にあった事など、状況証拠で固めてワーニャが言い逃れできないように仕向けていたのだった。交換直前にすれ違うドミニカとワーニャ。その時、ドミニカが「私は優秀でしょ」とさりげなく言い放つも、その言葉を受けたワーニャは何も言わずドミニカに挨拶のキスをした。ドミニカがそのまま自分の搭乗する飛行機へと向かっていると、ワーニャが何者かによって狙撃され死亡してしまう。恐怖に怯えながらも混乱の中で飛行機に乗り込み、その場を後にするドミニカ。ネイトは去っていく飛行機を眺めている事しかできないでいた。後日、ロシアに戻ったドミニカは内通者を暴いた功績が認められて表彰を受ける。多くの政府高官が出席し、国を救った英雄を称える拍手喝采で包まれる式典の中、コルチノイ将軍だけは無表情のままドミニカを見つめていた。再び母と暮らすようになったドミニカ。ボリジョイバレエの演劇を観に劇場へ足を運ぶなど、少しばかりの平穏を手にしたのであったーー。(映画ひとっとびより)

「ポルトガル淡彩スケッチサムネイルもくじ」

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武本睦子作品No.202.

 

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