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白滝ジオパーク

2014年04月29日 | Weblog

 北海道の遠軽町の一帯が「白滝ジオパーク」に認定されているという。

 ジオパークとは、「地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園」で、珍しい地質がみられる地域とかを認定するもの。自治体は、学術的な意義・保存というよりはもっぱら地域振興・観光誘致を目的にしていて、日本全国ジオパークだらけになりつつある。ジオパークには、日本ジオパーク委員会が認定した日本ジオパークと、世界ジオパークネットワーク等がが認定した世界ジオパークがある。前者は30地域、後者は日本については5地域あり、「白滝ジオパーク」は前者。

 遠軽には大岩があって、「「エンガルシ(見晴らしのよい所)」というアイヌ語の地名から「瞰(がん)望岩(ぼういわ)」と名付けられ、そのまま遠軽の町の由来となった」という。で、「泥岩を主体とする白亜紀付加体を基盤としており、1億年前の太古のプレート運動から220万年前に黒曜石を形成した流紋岩マグマの噴火過程まで、さらには黒曜石という自然資源を利用した旧石器時代の大規模遺跡など、地球と人のつながりを示す壮大な物語を北海道の奥深い自然の中で学ぶことができる」という。黒曜石の産地なのだな。黒く光った変わった割れ方をする石で、石器としても使われた。北海道では十勝石と呼ばれている。


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