今日は、数はまだまだだが、納豆とヨーグルトをみかけた。納豆は茨城産ではなく愛知県産。東北・関東の企業が出荷できない分を、それ以外の地域の企業が増産して補っている。震災で動けない東北、電力不足で動けない関東を、それ以外の地域が支えている。それがどのくらいの期間必要かは分からない。
石原都知事が「この時期に東京で花見なんかするわけには、絶対にいかない」と言ったのに対し、蓮舫節電啓発担当相が「権力で自由な行動や社会活動を制限するのは最低限にとどめるべきだ」と反論したと報道されたが、そのとおりで、東北や関東であっても、関東の電力や東北の窮状に影響しないことまで「自粛」すべきではない。必要以上の「自粛」は、消費を停滞させ、この時期日本を支えなければならない東北・関東の健全な企業や、それ以外の地域の企業の産業活動まで停滞させてしまう(ただし、あまり浮かれた騒ぎは、東北の現場の士気を低下させかねないので困るのも事実)。
また、東北電力と東京電力以外の地域では、原発の停止によって石油の需要が高まり関東で石油が逼迫するような事態が発生しないかぎり、むやみに生活を変えるべきではない。東北や関東以外の地域まで萎縮してしまっては、誰が日本を支えるのか。