蘊蓄cafe

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囲碁というゲーム

2010年02月07日 | 囲碁

 既に2月の初旬なので、高尾9段の基本定石事典がそろそろ発売されるのではと期待している(まだ正式な発売日のアナウンスはないようだ)。

 最近、ネット碁を覗いているが、実に国際色豊かで、ビギナーから有段者までレベルも多彩だ。で、面白いことに囲碁の「勝敗」にはけっこう様々な要因がからんでいるような気がしている。高段者にも筋悪でバッチイ手を連発する人はいるし、初級にも筋のいい手を打つ人がいる。布石、定石、戦い、死活、ヨセそれぞれの力が必要だが、全てに優れた人はそういないだろう。また、盤面も広いので、1カ所で多少失敗しても、他所で挽回できる可能性がある。その時の気分、気力、相手との相性というのも相当影響するように感じる。こういった複雑さがこのゲームの魅力だ。

 また、広い盤面のどこに打ってもいい自由さがある。中堅の碁は、どこかで見たような常識っぽい手が多くなるので、それほど観戦する気にもならないが、初級者の碁は実に自由に打っていて、そういった意味では見ていて気持ちがいい。