蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

イスと快適性

2007年04月23日 | 独り言
 床屋さんと歯医者さんの椅子は、人間工学的によくできていると思う。実は、両方とも座っていて眠ってしまったことがあるのだが、刃物を使う床屋さんでは危ないし、歯医者さんではちょっとはずかしい。

 ところで、「快適性」とは、なかなか難しい問題のようである。人間は定常的な刺激には順応して感覚が麻痺してしまうようなのだ。外界への順応性に優れていることの裏返しになる。例えば、冷房を完璧に一定温度にしてしまうと「心地好さ」が次第に感じられなくなってしまう。外から帰った時は涼しいと感じても次第になれてしまったという経験はあるだろう。しかし、この温度設定ををわざと揺らすと快適感が増すのだそうだ。また、全く滑らかで真っすぐな道路は眠たくなってしまう。環境は適度な変化がある方が望ましいのである。

 最近、「目から鱗」の話では、老人問題などで環境をあまりに快適に(力を必要しない等)してしまうと、どんどん老化してしまうので、逆に適度な刺激が必要なのだそうだ。もっともこれは老人に限ったことではない。「快適性」の問題は奥が深いようである。(98.6.15)

「シンデレラマン」

2007年04月23日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 「シンデレラマン」というタイトルから内容を連想するのは困難だが、実在のボクサー「ジェームス・J・ブラドック」 をモデルにした家族愛の映画である。社会情勢も多分にあるが、電気を止められるほどの貧困の中で、チャンスを手にした彼は如何に戦うか。誰も彼が勝つと 思っていない試合に彼は臨むのだ。試合のシーンは「ロッキー」のような派手さはなく実戦に近いようで好感が持てるが、マックス・ベアーがやや過激に演出さ れているようなのがやや気になる。DVDには特典映像として、ジム・ブラドックとマックス・ベアーの実際の対戦映像が一部収録されており面白い。なお、当 然のことながら、「映画」なのだから全てが事実とは限らないことに注意が必要だろう。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:ロン・ハワード
出演者:ラッセル・クロウ、レニー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ、クレイグ・ビアーコ
Story:
ロン・ハワード監督、ラッセル・クロウとレニー・ゼルウィガー共演による感動の人間ドラマ。大恐慌時代、ひたむきに家族の幸せだけを願い、どん底の生活から一夜にして栄光を掴んだ伝説のボクサー、ジム・ブラドックの半生と家族の絆を描く。(シンデレラマン)