霊界の門 ・見えないものの力

霊界や因縁から、現在の自分をみつめ、「見えないものの力」を味方にしましょう。

霊感の強いあなたへ  5

2012年02月02日 | 心霊現象
今日は一丁目五番地ですね。
夢のお話をいたします。
ところで、皆さまは「夢」をみますよね?
どんな夢ですか?それを、他の人に話たりしますか?
「夢うらない」などと、ひところ少女の間で流行ったことがありますが、今はどうでしょう・・・。
現実が重たくのしかかる世の中になって、それどころじゃなくなったでしょうか。
夢も希望もない・・そんな事をおっしゃいますな。

これからの話は、私の夢の観方(みかた)、とでもいうか霊的とでもいうか、その話をいたします。
ただ、忘れている夢がほとんどですから、記憶に残るというのは、やはり「強烈」じゃないと、
覚えていませんね。


一、子供を抱いた女の霊

 今住んでいる部屋へ引っ越してきたのは、随分昔になります。
 駅も近いし、なによりも品物が何でも安い。そんな事で家賃もそこそこのところを決めて、落ち着い た、とそのときは思った。
 引っ越しが終わって、やれやれと思って寝たその晩、出た。
 
 私の寝ている布団から、もうもうと煙が立ち上がっている。「家事だ!」と一瞬思ったが、燃えては
 いないのだ。靄(もや)かもしれないし、霧かもしれない。
 とにかく、視界がぼんやりと薄暗いのだ。足元に何かが、うずくまっている。
 ハッとして起き上がろうとした、がもう動けない。おさだまりの「金縛り」にあっていた。
 落ち着いて目を足元にやる。女が一人うずくまっている。いや、子供を抱いている。女の子だ。
 何も言わない。そして、何もしない。
 とうとう私は聞いた。「何をしに来たか?」「言いたい事があるのか?」と。
 しかし、何も言わない。動かない。「何でも聞いてやる。言ってみなさい」と。
 そして、その女は消えた。

 こんな事は結構日常茶飯事であることだから、驚きはしないが、金縛りの後の疲れには閉口する。
 どうみても、気持ちのいいものではない。大騒ぎをする事ではないと、放っておいた。
 次の日、私はもう夢の事は忘れていた。その晩も気持ちよく休もうと、早めに布団に入った。
 夜中、また布団(掛布団)から湯気が部屋いっぱいに立ち上っていた。すかさず足元を見た。
 いる。昨日の女が一人、女の子を抱いてうずくまっていた。
 顔は見えない。髪の毛が長くて、わからない。しかし、何かを言いたくて来たと思った。
 私は口を開いた。「何か言いに来たのでしょう。何でも聞くから話して。もしも、話せない
 のであれば、二度と出てくるな!」と。
 それ以後「その女」は、出てこなくなった。
 
 多分、不動産屋へ行って、この話をすれば、「ああ、出ましたか。実はね・・」などと、怪談噺の
 一つくらいは、聞いたかもしれないが、だからって次に引っ越す気もないし、金もない。
 「霊」があることを、少しは知っていてよかったと思いながら、それはそれで終わった。


二、夜中に腕を引っ張る外人の青年

 しばらくして、住めば都とはよく言ったもので、私には暮らしやすい快適な部屋と思っていた
 ある日。
 また、夢?をみた。いや、今度は気配だけだ。
 布団の中に「手」だけが入ってくる。「何をする気だ」と身構えるが、金縛りにもうあって、
 動けない。その手だけで、気配だけで分かる部分があった。この手は男だ。それも若い。
 日本人じゃない。外人だ。しかし、私に危害を加えようというわけではない。
 その手が、私を力いっぱい引っ張る。私の体は半分、布団から出ている。
 「何が目的か言え!」と怒鳴る。「どこへ行くのだ!」とも言った。
 しかし、無言で引っ張るのみだ。「私は行かないから、去れ!」と手を払った。
 しかし、去らない。夢の中の出来事は、勝手が違うから困ったものだ。
 私は「キリスト教」で教わった一つの「おまじない」を言った。
 「サタンよ、去れ!」  その手は一瞬、動きを止めた。そして消えた。
 そこにははっきりと、「私はサタンじゃない」という悲しい、さびしい余韻を残していた。
 次の日は、もう来なかった。
 この霊が何であるか、読み切れない私の未熟さを恥じた。

三、中国の女

 皆さんは高校生のころ、「長恨歌」という漢詩を習ったことがおありだろう。
 五言絶句とか七言絶句とかいう、あの漢詩の、長い長い詩である。
 それを、冬休み中に暗記する宿題が出た。「小倉百人一首」の暗記も大変だったが、ものは中国、
 異国の文化に辟易(へきえき)しながらも、覚えたことを思いだす。
 なぜ、「長恨歌」か?
 もし、ご存じの方は、あの詩が巻物になって、ものすごい速さで目の前を通過していったら、
 読み取れますか、という事をお聞きしているのです。
 この夢は、何も言わない中国の女。場所はどこでもいい中国とだけは、分かった。今ではない。
 敦煌ならそこでもいい。衣装が楊貴妃のようだということで、時代がわかる。
 何も言わないかわりに、その「巻物」が超スピードで私の目の前に流れていく。
 読めるわけがない。しかし、夢の中で私はある部分を凝視した。文字がいくつか読み取れれば
 意味がわかるかもしれない。
 『王楽白土・・・』
 これっきりである。なんじゃこりゃ、何もわからないではないか・・
 いきなり「女」は私の耳元でささやいた。
 『わたしは、あなたであり、あなたは、わたしである』と。そしてスーッと私の体の中へ入って
 きちゃった。ありゃ、こりゃ何だ。重たくなったわけでもなく、私はそのままだ。
 ふーん、不思議だこと。私はこの中国の女と今後一緒に生きていくのかしら・・・。
 それからも、何も変わらない。私が急に、中国語を話せるようになったわけでもない。
 意味は全く不明であるが、いずれ時間がたったら分かるかどうか。
 ただ、違和感が全くなかったのだ。その女が、今も一緒がどうかもわからない。
 
 

 こんな事はよくある、というお話です。
 きっと、霊界を知らなかったら、ノイローゼくらいにはなっていたかもしれません。
 そして、かける言葉。これも自分の口から出てこない時もあります。助けて~さえ、声も出せない
 ことも、あるくらいですから、「夢の中」で声も身のこなしも、自由自在であるためには、
 日頃の訓練つまり霊性の鍛錬と、「真理」の追究はおこたってはならないと、教えられたような
 気がいたします。
 「霊感が強い」というあなたへ、今日は夢のお話を、ほんの三つだけいたしました。
 「大阪」「地震」「死者三十万人」などという夢を人に言ったら、殺されますから、言いません。
 出所が夢ではなぁ・・と思う話っていっぱいありますよね。
 私ももっと修行をして、夢解きが出来るようになりたく存じます。
 霊感に自信のある方、がんばってください!