霊界の門 ・見えないものの力

霊界や因縁から、現在の自分をみつめ、「見えないものの力」を味方にしましょう。

日本人の心、忘れてませんか・・・

2011年12月12日 | 心霊現象
私達は、日本人である事をどう思って、日々生活しているのだろうか。
「血」はまぎれもなく日本人である。
先祖がいて、守護霊もまたそれを叫ぶ。
言い逃れの出来ないこの事実を、心でどう受け止めているのだろうか。
「日本人であること」が、嬉しいのかあるいは嫌なのか・・・
好き嫌いを言う前に、私達は「日本人」を知っているのだろうか。
そして、「日本の心」を知っているのだろうか。

私は、ほんの一端ではあったが、この守護霊の言葉、一つ一つの
中に、日本人の心をみたと思っている。
彼らの語る一言一言に、これだけ違う時代を生きている我々の魂に
なぜこれほどまで深く響くのだろうか。
そして、なぜ納得できるのだろう。そして、なぜ分かるのだろう。
「大和魂」といえば、あまりにも古めかしすぎるだろうか。
武士道に生きた人であれ、王道、帝王学にのっとった人であれ、
「人の生き方」や、「道」は、こうであるといわれた事には、違いを
感じない心がある。日本人だからだろうか。
それもある。しかし、それをはるかに越えて等しく「人」であったという心の
琴線にふれるのではないだろうか。
現代に、武士道は似合わないかもしれないが、「武士道」に人の道が
ある限り、今のわれわれをも、引きつけてあまりある内容が充ちていると
思える。

時代を越え、立場を越え、日本人の魂の叫びを真っ向から受けるべきは
日本人のわれわれである。
とりわけ、血統圏の誰かであろうことは、当然の理である。
同じ血が流れているその人の心には、必ず同じ思いが伝わり、
分かり合えるはずである。

言葉を選びに選んで語ろうとする、霊界人達の思いは、わかってもらえるための
最大の愛の表現であり、努力であろうと思われる。
やさしさも、情緒も、思いやりも、覚悟も、全部なくした現代のわれわれに
それでも分からせようと、切々と訴える彼らの想いに、ただただ手を
合わせる。わかってあげられなかったら、許してください・・・と。


すこし前に読んだ本の中で、次の一節があった。

『日本人は貧しい。しかし高貴だ。世界でただ一つ、
 どうしても生き残って欲しい民族をあげるとしたら、
 それは日本人だ。』

大正末期から昭和の初めにかけて、駐日フランス大使を務めた
詩人のポール・クローデルの言葉だそうである。

         (「国家の品格」から)


感激の言葉でもあり、恥ずかしい言葉でもある。
その当時の日本の心は、かくあったのだろうか。
そして、今日は・・・。
守護霊とともに二人三脚をして生きる暁には、きっと堂々と
胸を張って、「日本の心」を表わし、「ポール・クローデル」氏の言葉を
身に受けてあまりある日本人となって、真理を携えて、この世界を
本格的に救える民族となりたいものである。

そして、私は声を大にして、言う。
「霊界は最後の望みを、今あなたに託した」と。
日本の将来が、輝かしい希望に満ちたものであることを
切に願っています。

極秘の棚

2011年12月12日 | 心霊現象
どうして、人はこうも罪深く生まれてきて
しまったのだろう。
ここにいる彼らには、高等数学の数式や、英語の文法など、
何の意味ももたない。
全員、学校では落ちこぼれだ。

いつも無口で、ぼーっとして外を見ている中学生のM。
母は売春の罪で保護され、刑務所内で出産した。
その子がMだ。

炎が燃えるのを見て、奇声をあげながら毎晩それを繰り返す
Y。

女は敵だと思い込み、誰構わず敵意を示すG。

金を盗むのだけに知恵が長けているO。

ことあるごとに、「殺してやる」と、不気味に叫ぶ4歳のN。


目をそむけてはならないこの現実が、街の一角に、確かに
息づいていることを、どれだけの人が知っているだろうか。

持ち出し禁止の「極秘文書」(資料)の棚には、このような児童の
一人一人の事情が、とじられている。
その事に携わる職員だけが、見ることの出来る「切なくも、確かな」
資料である。
ここは、私立の養護施設である。
私はここで、数年働いた。
年数的にはもう「時効」であろうかと、ここでマル秘事項を暴露している。
守秘義務の課せられた職種であったことは、もちろん今も忘れてはいない。

男だけの児童の施設だが、中身は壮絶だ。
連日、警察の「少年課」に行ったり、来たりの繰り返しだった。
たばこ、シンナー、万引き、喧嘩と、何も怒らない日はない。

「ここだけの話、先生だけに言うんですけどね。・・・シンナーだけは、ダメ、
絶対ダメですよ。体がボロボロ、その前に脳をやられますからね。
シンナーをやるくらいなら、たばこにしてください。
ここだけの、話ですからね・・・」

刑事?と、ないしょ話をして帰ってくる。もちろん「もらいさげ」
をしてだ。

「俺たちの母ちゃん、俺たちを捨てたんだぜ」と中学生の兄弟二人は、
ことあるごとに、繰り返す。
デパートの屋上に、「ちょっと、待っててね」といわれたまま、夜になるまで
寒い冬空を見ながら、待っていた二人の心は、どんなに恐怖であったか・・・
そして、今は、同じ台詞(せりふ)を、うすら笑いを浮かべて、こともなげに
他人に語るようになっている。

父親に捨てられ、ごみ箱をあさり、残飯で生き延びた後、保護されたW。

自動販売機を、一台一台指を突っ込みながら、つり銭にありつくまでさまよったA。

TVのチャンネル争いの結果、父親が母を殴りつけ、死んだ事情をもつD。
「俺のとうちゃん、かあちゃんを殺したんだぜ」と、職員一人一人に、言い
回っているH。



天法のあとで、このような話をなぜ?・・と思われるかもしれない。
不幸せの吹き溜まりのような「施設」に光は届くのだろうかと、思った
からだ。
「過去現在因果経」は、その現象を意味解く。
そして、未来の原因は「今」作られているのだ。
日々が、どれだけ大事な時間か。今ここで、もう一度思いおこそう。

古い資料といっしょに、「彼ら」と夏休みに行った新島の写真が出てきた。
新島の名産「くさや」の強烈な臭いといっしょに、鮮明に思い出す彼らたち。
祈りながら、すべてのメモを今日も捨てている。

過去の記録から

2011年12月12日 | 心霊現象
今私は、過去の記録のすべてを、整理中です。
いらないものは、どんどん捨てているところです。(失礼のないように)
ここまでくれば、今後それを使う機会も、もうないでしょう。
皆様が、一生懸命に読んでくださっていますから、もう充分です。
「さようなら、長い間ありがとうね・・」って、書きとめた原稿
に、分かれを告げています。

その中で、「天法」を知っている過去人が、二人いました。
一人は出雲大社の巫女さん。いま一人は、尼子一族の最後の
生き残りの女性。伊勢神宮まで逃げ、神宮前で滅多刺しにあって、
果てた一人。


短い会話のなかから、無念さと、託した望みの大きさがうかがえました。
ご紹介しましょうね。

① 二十歳のOL(地上人)

守護『わらわは、今から去る700年前、出雲大社の巫女で
   あった。
   人間はすべて、天理天則によって生きなければならない。
   わらわは、そなたの人生の岐路において、必ず導くであろう。
   わらわのことを、知ってほしかったぞよ』


霊能者談
   この霊は、自分の名前も身分も明かさなかったが、守護霊と
   して、ついている自分の存在を知ってもらえたことで、
   今は大満足し、胸をつまらせ、こみあげてくるものを、おさえていたと、
   K氏は語っている。



この「天理天則」が、彼女にとって、「天法」だとすればの話である。
その後、会話の機会もなく、ここで終わったことが、悔やまれる。


② 主婦の方(地上人)

  最初K氏は、全身の痛みのため、傷を癒しはじめる。
  その後、ようやく少しづつ質問に答えられるようになる。

守護『全身の傷は、刀によるものであり、痛みは永遠じゃ。
   尼子一族のもの。伊勢神宮にて神道を信仰していた。
   独身のまま若くして、死んだ。
   救われたいのう・・・。あいすまんことじゃ。(本人の
   体の痛みを、地上人に分けてしまうことへの、詫びらしい)
   痛みはともかくとしても、怨みが消えぬ。
   語るにも整理がつかぬ。全部背負ってしまった。(尼子一族
   の事も、信仰にまつわる事も)
   (泣いている)神道の信仰、傲慢なるも、天法の何たるかは
   存じておる。しかし、怨みがわく。理屈はわかるが・・・
   (全身で身もだえして、何かを思い出し、また耐えている様子)
   救われたい! たのむ。たのむ(泣いている)』


霊能者談
   この方は、身分のある姫。
   尼子家の最後の生き残りとして、女であるにもかかわらず、
   伊勢まで追ってがかかり、滅多刺しにして殺されている。
   普通、女性は殺さないで、男子のみという時が多い。
   日本歴史上、最も陰惨を極めた尼子一族の滅亡ぶりが、
   これによってもうかがわれる。


伊勢神宮の巫女として、学んだというこの尼子の女性が、
「天法」の何たるかは知っていても、怨みがわくという、
「理屈」はわかるが、そのとうりに生きることが出来ない
難しさを訴えている。


日本の神道、そしてそこで学んだ二人の女性。
「天理天則」と「天法」。
日本の起源と大和民族までさかのぼれば、何かが見えて
来るであろうか。
さらりっと、撫でたくらいの「日本書記」など、過去の
産物だと葬ってきた私たちが、「大和民族」として、今
それを学ぶときがきているのかもしれない。