ひとりごつ

ラヴ・ピース・フリーダム

ベネスエラ、アラブ首長国連邦、インドとパキスタン、イラン

2009-05-22 13:31:28 | 学校の話
ベネスエラのチャべス大統領、石油の値段が下がったためにラ米諸国への援助をカット、影響力が弱まりつつあるそうで。
http://www.nytimes.com/2009/05/20/world/americas/20venez.html?_r=1&scp=1&sq=chaves%20oil%20price&st=cse

それとアラブ首長国連邦が湾岸共通通貨に参加しないことを決定しました。
http://online.wsj.com/article/SB124285038025540481.html

GCCから脱退するわけではないんですが、アラブ湾岸で二番目に大きな経済力を持つこの国が共通通貨から抜けてしまいます。


どちらも米にとってはありがたいニュースなんではないですかね。

チャべスの影響力がなければラ米諸国との関係修復もやりやすいだろうし、米ドルがどんどん落ちていく中で湾岸共通通貨なんて導入されたらこれまた痛いところ、そこからアラブ首長国連邦が抜けるって話ですから。


それからパキスタンとインドが米に促されてイスラム武装勢力に関する情報を共有することに。
http://online.wsj.com/article/SB124287405244442187.html

インドって心配がなければパキスタンもタリバンとの戦いに集中できるでしょう。

これは米外交の一つの成功ですね。


ただここでイランがミサイルの発射実験。
http://online.wsj.com/article/SB124281391135938799.html
http://www.nytimes.com/2009/05/21/world/middleeast/21iran.html?scp=1&sq=iran%20missile&st=cse

イスラエルはイランの核開発とかに神経を尖らしているんですが。

イスラエルのネタニャフ首相はオバマ大統領の武力行使でなくイランとの対話って政策に賛意を示して今年いっぱい様子を見るってことになりました。

でもこれじゃまたイスラエルのテンションが上がっちゃうんじゃないですかね。

もし今回の実験がアフマディネジャド大統領の選挙前の政治的なパフォーマンスとしての意味合いが強くても。


今回の地対地サジル2ミサイルの実験は成功だったみたいです。

このミサイルの射程距離は2000km、固体燃料を使っているために展開を容易なものにするとか。

ゆうとこの非脆弱性ってヤツですかね。

専門家もイランの技術の進歩にちょっとビビらされたみたいです。