雨が上がり、北風が吹いてくれています。は~れた空~そ~よぐ風~......。
ほんとうはこの時期、イカの一夜干し風景で浜はうまるんですが....。
なかなかこの「風物詩」にも暖冬とか燃料高騰が影響して、本日の貴重な一枚を撮るはこびとなりました。
見島のイカの一夜干しは、『白イカ』(剣先イカ)か『ドンコ』(ミズイカもしくはアオリイカ)の二種類です。
『白イカ』は、身の分は薄いが、さっと焙り、唐辛子マヨのあたりめ風で食すと絶品です。
『ドンコ』は、分も厚く独自の甘みと歯ごたえと申し分ないが、たじない(数少ない)高級品です。
たまたま、両方の乾燥作業中の写真が撮れました。
見た目もきれいな、イカの素肌を見て味も想像して下さい。あの....たんぱく質の焼ける匂い...たまらん。
宇津の渡船場近くで、白イカ干し作業中....上はカラス、下は猫よけの網
手間だけど、一枚一枚ていねいに脚を広げて乾燥させます。
下から近寄ると、素肌がきれいで旨味を出します。
もちもちのすべすべで....いい塩味だろうな
ほんとに白イカは、透明肌のべっぴんさんです!!
こちらは、弁天荘前の浜です....北風に揺られて泳ぐ白イカさんたち
これは絵になる一枚です....どちらも
本村、産業センター前の浜です....こちらはドンコを干しています。
同じように....ていねいに脚をオープンしています。おなごしは大変!!
肉厚な分だけ、色が真白く見えます。
近寄ると.....美味そうでカラスになりそうです!? (李下の冠の諺が)
比較:白イカの形
両者区別:ドンコは昔のマントのように、ラインが丸いですが、右の白イカは形が縦長三角形がはっきりしています。
高い所は、蝿も猫も来ずによく乾きます。
残念ながら今年も不漁とのことで......口にも手にも入りません。お正月、皆さんのガマンも続きます。
敬具